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ホテル新羅、米に進出…シリコンバレーに最先端ホテル


ホテル新羅は米国シリコンバレーに200室を備えた最先端のホテル(鳥瞰図)を建て、グローバル市場に進出する基盤を整える。この地域は今は空き地だが、今後はGoogleやアップル、マイクロソフトがなどが建設されてサンノゼの「エンターテイメント地区」として開発される予定で、将来的な価値は高いと評価される。ホテル新羅は今年、ベトナムのダナンに実質的に1号海外事業場である「新羅モノグラム」もオープンする予定で、海外ホテル市場への進出に拍車がかかる見通しだ。

先月31日(現地時間)、サンノゼ地域の不動産関係者によると、ホテル新羅は北サンノゼのエンターテイメント地区に200室を備えたホテルを新築し、2022年から委託運営する。

ブランドはホテル新羅のビジネスホテルである「新羅ステイ」で確定し、部屋数は約200室になる予定だ。「新羅ステイシリコンバレー」が位置するところは、サンノゼのアルビソ地区だ。ここはサンノゼ市が戦略的に業務およびエンターテイメント地区として再開発する地域だ。新築なる新羅ステイホテルの前には世界的に有名な室内ゴルフ場ブランドの「トップゴルフ(Top Golf)」が入ることになった。業務空間のほかにビジネスエンターテイメント施設が不足しているシリコンバレーには、トップゴルフに対する期待感が高い。この地域はサムスン電子の戦略イノベーションセンター(SSIC)と近くにはグーグルやアップル、マイクロソフトが建設される予定で、ホテルの需要が増えることが考えられる。サンノゼの不動産会社の関係者は、「新羅ステイが入るこの地域は、オフィスが新築される予定なので、ホテルの供給よりも需要が増えるところだ」と評価した。

今回のシリコンバレーのホテル用地の確保は、国内ホテルの免税事業に注力していたホテル新羅が、海外事業に拍車をかける信号弾として解釈できる。ホテル新羅は2006年から中国の蘇州で「金鶏湖新羅ホテル」を委託運営してきたが、新築の段階からホテル新羅のブランドをつけた海外事業所はなかった。

ホテル新羅は今年、海外事業を本格的に進めるために新しいブランド「新羅モノグラム」も作った。高級ホテル「ザ新羅」とビジネスホテルの「新羅ステイ」に二分したホテルブランドに「新羅モノグラム」という新しいブランドを追加したものだ。

ホテル新羅は国内でもマーケティングなどを進行するために先月、特許庁に「新羅モノグラム」で商標権の登録を終えた。モノグラムは複数のイニシャルを組み合わせたフォントや模様という意味だ。モノグラムはビジネスホテル新羅ステイより高級さを指向するが、部屋の料金などは従来の新羅ホテルよりも低いブランドとして設定した。モノグラムの最初の事業所は年内にオープンするベトナムのダナンに決定された。
  • 毎日経済シリコンバレー=ソン・ヂェグォン特派員/ソウル=イ・ユジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-01-01 21:39:07




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