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ハンファQセル、太陽光発電でドイツでも1位に


  • ハンファQセル、太陽光発電でドイツでも1位に

ハンファQセルズは7日、再生可能エネルギー大国であるドイツの太陽電池モジュール市場で1位企業に上がったと明らかにした。

太陽光専門市場調査機関であるEuPD Researchが最近、ドイツの太陽光発電の設置状況を集計した結果、ハンファQセルズの2018年の市場シェアは前年よりも4.3%ポイント上昇した11.5%を記録した。これによってハンファQセルズは、独ヘケルトソーラー(8.2%)とIBCソーラー(7%)を抜いて1位に跳躍した。これはハンファQセルズが高効率中心の顧客指向の製品ポートフォリオを通じて、ドイツの高級太陽光発電市場を着実に攻略した成果だ。

国際エネルギー機関(IEA)によると、ドイツは2017年の時点で再生可能エネルギー発電の割合が33.6%に達し、太陽光発電の割合は6.1%に達する代表的な再生可能エネルギー国家だ。ドイツは韓国と似たような平均日照時間にもかかわらず、石炭やガス発電に比べて太陽光発電で高い経済性を示している。これはドイツの住宅用・商業用太陽光発電市場では高効率製品の需要が継続して現れているうえに、電力販売ではなく自家消費市場が拡大いているおかげだ。ハンファQセルズはこのようなドイツの太陽光発電市場の特性を勘案し、高効率・高級モジュールとソリューションで市場支配力を強化している。

ハンファQセルズは太陽光発電製品の出力と長期安定性を向上させる「クァンタム(Q.ANTUM)技術」を基盤に高効率太陽電池モジュールを生産し、ドイツの消費者の目線に合わせている。

特にドイツをはじめとするヨーロッパで、エネルギー生産から保存・管理までのすべての機能を組み合わせた住宅用エネルギーのトータルソリューション「キューホーム(Q.HOME)」を出荷して注目されている。「キューパートナー(Q.PARTNER)」を活用した営業ネットワークも、ドイツで太陽光発電市場を広げるところに大きな力になった。キューパートナーによってドイツ地域でのみ640のパートナーがハンファQセルズと継続的にコミュニケーションを行いながら、顧客の需要にリアルタイムで対応している。ハンファQセルズの欧州住宅・商業用市場の販売台数のうち80%以上が、このようなキューパートナーを経て行われている。

ハンファQセルズは、スポーツマーケティングにも欧州の消費者に親しまれている。ハンファQセルズは昨年9月、独ブンデスリーガ1部リーグ所属のRBライプツィヒ(RasenBallsport Leipzig e.V.)とスポンサーシップの延長契約を締結し、ブランドの認知度を高めている。ハンファQセルズはスポンサーシップ契約に基づいて、競技場の電光掲示板広告とベンチブランディング、専用VIP観覧ブースなどにロゴを表示する。

ハンファQセルズの金熙喆(キム・ヒチョル)代表は、「ハンファQセルズならではの技術力と製品力を土台に、欧州の高級太陽光発電市場の攻略に拍車をかけるつもり」だと明らかにした。ハンファグループは2010年、中国にソーラーファンパワーホールディングスを、2012年には世界的な太陽光メーカーである独キューセルをそれぞれ買収して合併し、ハンファQセルズとして規模を大きくした。当時、ハンファQセルズのキム・ドングァン専務が海外をまわって長期的な視点の未来の新事業として太陽光発電産業に注目し、金升淵(キム・スンヨン)ハンファグループ会長が大々的な投資を決定した。昨年はハンファQセルズとハンファ先端素材が合併し、太陽光分野を一元化してシナジー効果を極大化している。

ハンファグループのチェ・ソンモク コミュニケーション委員長(社長)は、「ハンファは成長の可能性と一緒に社会的価値を追求する未来の新事業として太陽光市場に飛び込んで、着実に投資を拡大している」とし、「新再生エネルギー分野で大国であるドイツで、ハンファQセルズが1位を占めたのは太陽光リストラ過程でも競争力を示した結果」だと強調した。

ハンファQセルズは米国でもシェア1位を達成しながら、市場をリードしている。世界のエネルギーコンサルティング会社であるウッドマッケンジーが先月発表した資料によると、ハンファQセルズは2018年第3四半期の時点で、米国住宅用太陽光発電市場で約13.7%のシェア1位を記録した。
  • 毎日経済_カン・ゲマン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-01-07 17:36:35




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