半導体不況にも…サムスン電子、西安工場を早期稼働


サムスン電子は中国・西安の半導体工場第2ラインを、早ければ6月に一部完成して稼動に突入する。半導体「超好況」はくずれているが、来年下半期の需要増加にそなえて、後発走者の激しい挑戦から「超格差」を維持しようとする戦略とみられる。

11日、複数のサムスン電子の関係者によるとサムスン電子は6~8月に、中国の西安半導体工場第2ラインの別名「SCS X2」のうち50%規模の量産設備にあたる「ページ1」をまず完成させる方針だ。以後は不良率の点検である収量テストを経て年内の早期稼動に突入し、生産量拡大の段階的なランプアップを通じて来年の量産を増やしていく。

残りの半分に相当する「ページ2」は2020年に完成する予定だ。先だって2017年8月、サムスン電子はNAND型フラッシュメモリの量産規模を拡大しようと、3年間で総70億ドル(約7兆8302億ウォン)を西安半導体工場に投資して第2ラインを作ると明らかにした。続いてサムスン電子は2018年7月、経営実績発表カンファレンスコールで、「西安半導体工場の2期ラインは2020年から量産に突入する」と説明した。

市場では来年に完成・量産をするものと見ていたが、素早い動きでというわけだ。第2ラインが完成すれば、サムスン電子のNAND型フラッシュメモリの量産規模は大きく増える見通しだ。

サムスン電子のNAND型フラッシュメモリの生産拠点は平沢(ピョンテク)と華城(ファソン)そして中国の西安の3ヶ所だ。 IHSマークイットは今年の第1四半期、サムスンのNAND型メモリの量産規模を月間ウエハアウトプット(生産量)を基準に46万枚と推定した。

電子業界では、現在工事が真っ最中の西安半導体工場第2ラインが2020年までにすべて完成すれば、サムスン電子のNAND型フラッシュメモリの月間最大の生産規模は、今よりも20万枚(43%)増の66万枚に達すると見ている。半導体の業況が良くない状況だが、サムスン電子が生産設備の増設に拍車をかけているわけは、中長期的なNAND型メモリの需要増加に備えるとともに、後発走者との格差をさらに稼ごうという「超格差」維持戦略の一環とみている。
  • 毎日経済_イ・サンドク記者
  • 入力 2019-01-11 17:53:57.0

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