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起亜自動車、今年は米国市場で反騰狙う


  • 起亜自動車、今年は米国市場で反騰狙う
  • 昨年9月に米国ニューヨークでとつぜん公開された起亜自動車の新型SUV「Telluride(テルライド)」コンセプトカー。 写真提供=起亜自動車



この2年間、米国市場で不振を見せた起亜自動車は今年「V字反騰」を狙う。新車を武器に、3年ぶりに年間販売台数60万台を回復するというのが目標だ。 14日(現地時間)、「2019 デトロイトモーターショー」で公開する大型スポーツ多目的車(SUV)「Telluride(テルライド)」と、そのあとに続いて発売するコンパクトSUV「Soul(ソウル)」の電気自動車モデルなどが米国市場を攻略する主な武器だ。

去る9日(現地時間)、米国カリフォルニア州アーバインにある起亜自動車米国販売法人(KMA)で会った起亜自動車のユン・スンギュ北米圏本部長兼販売本部長(専務)は、「昨年は米国市場に参入してから25年を超えた起亜自動車が、今年は重要な新車2モデルを出荷」する」とし、「今年の販売目標を60万台以上に保持する、破格の歩みを続けていく」と抱負を明らかにした。

1994年に「Sepia(セピア)」と「(SPORTAGE(スポーティージ)」を前面に出して米国市場に進出した起亜自動車は、2016年に年間65万台を販売するなど勢いに乗ったが、最近は主力モデルが老朽化して、SUVのラインナップが不足して販売の難しさを経験した。この2年間は年間販売台数は60万台も守れなかった。

しかし今年は第1四半期から「テルライド」「新型ソウル」「新型スポーティージ」などの新車発売が次々と待機している。特にテルライドが属する大型SUV車クラスは昨年は米国で162万台が売れ、前年同期比で90%も増加した。このクラスに適合するモデルが無かったことから、急成長する市場を見ながらも対応が難しかった起亜自動車は、テルライドの出荷で市場攻略に積極的に乗り出す計画だ。実際にこのモデルは北米市場専用モデルとして出荷され、米国の消費者の好みを積極的に反映した伝統的なSUVだ。

ユン本部長は「テルライドは米国市場でフォード・トヨタ・ホンダなど、各社の代表車種と競争しなければならない」とし、「しかし安全仕様や最先端の機能で多くのオプションを基本化し、初期の評価も良いことから自信を持っても良いだろう」と強調した。

特に起亜自動車はソウルの電気自動車モデルをはじめとする、新型ソウルの出荷に対しても期待が大きい。ソウルは2009年に米国で発売されて以来、米国でコンパクトSUV市場を席巻し、米国での起亜ブランドを代弁する位置にある。ソウルが出荷された当時は競合するモデルはひとつだけだったが、今では15種以上になった競合モデルがこれを傍証する。

しかしユン本部長は、「昨年の競争車種のうちで年間販売台数10万台を超えたのはソウルだけ」だとし、「昨年まで米国でソウルが100万台をこえており、今年発売される新型モデルにも忠誠心の高い顧客の選択が続くだろう」と予想した。
  • 毎日経済_アーバイン(カリフォルニア州)=ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-01-14 18:15:40




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