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サムスン電子、社内報で「モバイル革新」に言及

ストレッチブルフォンやローラーブルフォンなど 

サムスン電子は来月20日にサンフランシスコで開催される「ギャラクシーアンパック2019」でフォルダブルフォンを公開することが予想されるなか、サムスン電子のスマートフォンのディスプレイ技術革新が、フォルダブルを超えてローラブルやストレスッチブルまでに進展したことが16日分かった。

サムスン電子無線事業部でディスプレイの開発を担当するビジュアル開発チーム長のキム・ハクサン専務はこの日、自社のニュースルームにあげた寄稿で「5G、人工知能(AI)、バーチャルリアリティ(VR)などの新技術が日常に近づくと、スマートフォンの可能性はさらに拡大するだろう」とし、フォルダブルフォンなどにの未来型スマートフォンの必要性と開発裏話を伝えた。

キム専務は、「人々はスマートフォンのスクリーンサイズが大きくなるほど持ち運びには不便だと考えるが、サムスンはこのような固定観念を克服するために新しいフォームファクタ(form factor)の開発に力を注いだ」とし、「最初の作品が昨年11月のサムスン開発者カンファレンス2018で公開されたインフィニティフレックスディスプレイ 」だと説明した。キム専務は「フォルダブルフォンを出荷するために、スマートフォンのディスプレイ構造を完全に変えることのできる新しい素材を開発し、数十万回くり返しても問題なく無理なく閉じたり開いたりできるように、革新的でありながらも独創的な機構の技術を導入した」と述べた。

世界的に関心を集める革新的スマートフォンの公開を控えて、サムスン電子が「スマートフォンのフォームファクタ革新」を強調して乗り出したわけだ。キム専務は特に「閉じたり開いたりするフォルダブルはもちろん、ぐるぐると丸められるローラブルや、画面を自由に変形できるストレッチブル機器も現実化の段階に入った。サムスンが主導するモバイル技術革新はいまや始まった」と自信を見せた。

キム専務は薄いスマートフォンボディの中にバッテリー、冷却システム、カメラなどを効率的に再配置するために白紙から見直して、小さな画面を大画面に拡げたときに使用していたアプリがシームレスにつながる、直感的なユーザーエクスぺリエンス(UX)を構成したという裏話も伝えた。キム専務は「この数年のあいだにスマートフォンのフォームファクターの大々的な変化が進むことで、フォルダブルフォンに採用したインフィニティフレックスディスプレイを発表とともに、サムスンがこの変化の始まりを発表した」とし、「サムスンは持続してモバイル性の限界を拡張し、モバイル分野を先導していく」と強調した。

サムスン電子は来月20日、ギャラクシーアンパックを控えてティザー招待状と仏パリのコンコルド広場から「未来を拡げる」というキャッチフレーズのハングル屋外広告を行うなど、「未来のスマートフォン革新」に対する期待感を高めている。

iPhoneの発売以来、アップルが占めていたグローバル市場の革新の王座をこの機会に奪還するという覚悟だ。
  • 毎日経済_シン・チャノク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-01-16 19:35:37




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