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サムスン電子、1・2月に「モバイル革新」予告


  • サムスン電子、1・2月に「モバイル革新」予告
  • 仏パリのコンコルド広場のギャラクシーアンパック屋外広告。 写真提供=サムスン電子



サムスン電子は今年の1・2月、中・低価格からプレミアムスマートフォンまで新製品を大挙披露する。

17日の業界によると、サムスン電子は今月中に「ギャラクシーA8s」と「ギャラクシーM」シリーズなど中低価格のスマートフォンを発売する。来る2月には「ギャラクシーS10」とフォルダブルフォン「ギャラクシーF」(仮称)が公開される見込みだ。

特にサムスン電子が国内とインド市場に投入する中・低価格のラインアップに目が行く。これらの製品は単純な価格だけを下げたのではなく、サムスンの最新技術が搭載されたという点で差別化された。

◆ ホールディスプレイに3カメラ...5000mAhバッテリー

「今年(2018年)からは中低価モデルにまず新技術を導入する方向に戦略を修正した」。

高東真(コ・ドンヂン)サムスン電子IM部門長(社長)は昨年末、米国のCNBCとのインタビューでこのように明らかにしただけに、最近発売されたサムスン製中低価格のラインアップには最新技術が適用された。

昨年12月に発売された世界初の背面クワッド(4個)カメラを搭載した「ギャラクシーA9」と、先だって中国で公開したホールディスプレイを内蔵した「ギャラクシーA8s」がこれを傍証する。

まずサムスン電子は昨年末、中国で初めてデビューしたギャラクシーA8sを今月中に「ギャラクシーA9プロ」という名称で国内発売する。この製品は世界初で「ホールディスプレイ」が採用された。

ホールディスプレイは上部の片側にカメラ用の小さな穴だけを残して、全面をディスプレイでおおった形だ。昨年、アップルがiPhone Xで初めて採用したノッチディスプレイよりもフルスクリーンに近い。

ギャラクシーA9プロには2400万、1000万、500万画素の背面トリプルカメラが搭載される。前面は2400万画素のシングルカメラが装着された。価格は50万ウォン台前後であることが分かった。

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  • ギャラクシーA8s(左)とギャラクシーM20。 写真出処=サムスン電子中国ホームページとオールアバウトサムスン



サムスン電子は28日、インドで低価格の新しいラインナップ「ギャラクシーM」シリーズも発売する。国内発売は未定だ。

ギャラクシーM10・M20・M30として発売されるこの製品は、フロントカメラ部分が「V」形にくぼんだ「インフィニティVディスプレイ」が搭載される。ホールディスプレイとは異なる形だ。

ギャラクシーMシリーズは「ギャラクシーJ」「On」「C」を代替する新しい普及ラインナップだ。価格帯は既存の普及型と同等尾水準だが、ギャラクシーM20の場合は最大5000mAh(ミリアンペア時)のモンスターバッテリーが搭載される。

インドでの出庫価格は142~284ドル(約16万~32万ウォン)と予想されるが、具体的な価格は確認されなかった。

◆ ギャラクシーS10・フォルダブルフォン「ギャラクシーF」は来月20日の同時出撃

サムスン電子は2月20日(現地時間)、米国サンフランシスコでギャラクシーS10シリーズとフォルダブルフォン「ギャラクシーF」を公開する。

サムスン電子はこれまで「MWC」が開催される2月の終わりにギャラクシーSシリーズを公開してきたが、今回は一週間繰り上げて勝負手を投じたた。

当初、業界ではギャラクシーS10は単独イベントでを開催して、フォルダブルフォンはMWCでそれぞれ公開されるという予想が優勢だった。

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  • サムスンギャラクシーアンパック招待状とギャラクシーS10のイメージ。写真=サムスン電子とフォンアリーナ



しかしサムスン電子が今回の「MWC 2019」では別途にスマートフォンアンパックイベントを予定していないことが確認され、今回のギャラクシーS10アンパックでフォルダブルフォンも紹介する可能性が高いことが分かった。

一部ではサムスン電子のアンパック招待状に数字の「0」が半分に分かれたデザインが、フォルダブルフォンを暗示するという解釈も出ている。先だってウォールストリートジャーナル(WSJ)も、サムスン電子がフォルダブルフォンを来月20日のイベントで同時に公開するだろうと報告したことがある。

ふたつの製品を同時に発売するということは、それぞれの製品が注目を引くに十分だという自信があると分析される。サムスンは今回のアンパックスローガンを「未来を拡げる」とした。これはフォルダブルフォンを広げる意味を内包したものとしても分析される。

特にフォルダブルフォンは、スマートフォンの交換サイクルの増加、新規需要の限界、上位平準化された技術などで停滞した市場を再び生かす「ゲームチェンジャー」としても急浮上している。

市場調査会社のストラテジー・アナリティクス(SA)によるとフォルダブルフォンの予想販売量は、2019年は300万台に過ぎないが、2020年1400万台、2021年に3000万台、2022年には5000万台に達すると推定されている。

フォルダブルフォンは折りたたむとスマートフォン、広げるとタブレットPCとなる新しいフォームファクタ(形状)だ。フォルダブルフォンの最大の利点としては、「拡張性」があげられる。折りたたみむと4,6インチで、広げると7.3インチに大きくなり、既存のスマートフォンでは限界があった作業を可能にする。ビデオゲームなどのコンテンツの利用率も広範囲になるだろう。

電子業界の関係者は、「フォルダブルフォンは限定的な活用性や、高価格などで初期の導入率は高くないが、市場にきちんと安着したならば、2007年のiPhone発売後10年ぶりに起こるモバイルイノベーションになるものと見られる」と述べた。
  • 毎日経済デジタルニュース局_キム・スンハン記者
  • 入力 2019-01-18 17:51:23




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