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韓国、半導体の「下り坂」で企業の景況感「コチコチ」


  • 韓国、半導体の「下り坂」で企業の景況感「コチコチ」
  • 企業の景況判断指数


半導体の景気鈍化が本格化し、企業の景況感は2年10ヶ月ぶりに最低を記録した。企業心理が凍りつくやいなや、消費者心理指数の上昇にもかかわらず経済心理指数が下落した。

韓国銀行が30日に発表した「2019年1月景況判断指数(BSI)」によると、製造業と非製造業を含む全産業の業況BSIは69で、前月よりも3ポイント下落した。 2016年3月(68)以来の2年10ヶ月ぶりで最も悲観的な見通しだ。

先月にも米・中貿易紛争の余波で企業の体感景気は良くなかったが、さらに悪化したわけだ。クォン・チョユン韓国銀行企業統計チーム長は、「米・中貿易紛争の負の影響が1月には多少緩和されたが、電子業況が低迷し、輸出企業と製造業の体感景気が悪くなった」と説明した。クォン統計チーム長は続けて、「1月の最低賃金の上昇で企業の人件費負担が増えたということだ」と付け加えた。

BSIは企業の体感景気を表す指標で、基準値(100)以上であれば景気がよいと見る企業がそうでない企業よりも多いことを意味する。今回の調査は去る15~22日、全国3696社を対象に行われた。

特に製造業のBSI見通し(65)は、2009年4月(59)以来の9年9ヶ月ぶりに最も低かった。詳細業種をみると、半導体の需要減少の影響で電子・映像・通信機器(70)は前月比で8ポイント落ちた。これは2016年6月(66)以来で最も低い水準だ。その他の機械・設備(63)も5ポイント低下した。半導体関連の設備投資が鈍化した影響だ。

このような状況では、輸出の萎縮も尋常ではない。 30日、ホン・ナムギ経済副総理兼企画財政部長官は、「半導体価格の下落と米・中輸出鈍化などで、輸出は昨年の12月に続いて今月も同じ期間の前年水準に満たないと予想される」と懸念を表し、「輸出活力の向上案を来月に確定して発表する」と語った。
  • 毎日経済_キム・ヨンジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-01-30 17:50:30




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