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韓・輸出減少さらに大きく…半導体と中国市場の不振


半導体不振、国際原油価格の下落、中国市場の低迷という三角波頭で輸出が2カ月連続で折れた。

ただでさえ企業の生産・投資の萎縮で景気鈍化の速度が速くなる状況で、韓国経済を率いてきた輸出主導の成長にもブレーキがかかったわけだ。事実上はすべての経済指標が崩れていることで、経済危機論までもが頭をもたげている。1日の産業通商資源部によると、1月の輸出は463億5200万ドルを記録し、前年同期比で5.8%減少した。

輸出の増加率は昨年12月の-1.2%に続き、2カ月連続のマイナス行進だ。 2カ月連続でマイナス傾向が続いたのは2016年9~10月以後の2年3ヶ月ぶりだ。輸出の割合が25%に達する半導体輸出が前年よりも23.3%減の74億2000万ドルにとどまり、下落幅を大きくしたことが直撃弾になった。昨年12月に-8.3%を記録して2年ぶりに初めてマイナスに転換した半導体の輸出は、1カ月のあいだで下落幅が3倍近く大きくなった。

半導体はもちろん、主要輸出品目がすべて揺れていることで、国内の製造業全般が低迷の沼に陥っている。 13大主力品目のうち9品目が前年同期比でマイナスを記録した。国際原油価格の下落で石油化学(-5.3%)と石油製品(-4.8%)も崩れ、船舶(-17.8%)、ディスプレイ(-7.5%)、無線通信機器(-29.9%)、繊維(-3.3%)、コンピュータ( -28.2%)、家電(-0.3%)などが次々に墜落した。輸出が増えた品目は一般機械(1.7%)、自動車(13.4%)、鉄鋼(3.3%)、自動車部品(12.8%)などの4つの品目だけだ。

地域別の割合では、韓国の輸出の3分の1を担う中国市場の不振も輸出ショックに油をさした。去る1月の対中国輸出は前年同期比で19.1%減少した。「サード」の余波で中国に対する輸出が崩れた2016年10月(-11.3%)以来、昨年11月に約2年ぶりにマイナスに転じたことに続いて三ヶ月連続のマイナス行進だ。
  • 毎日経済_イム・ソンヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-02-01 22:00:00




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