サムスン物産「ファッション事業売却説」解消

子会社バイオロジクスの懸念消えて株価反騰 

昨年の第3四半期まで赤字を記録し、一時は売却説が流れたサムスン物産ファッション事業が黒字転換に成功した。また、子会社のサムスンバイオロジクスが上場廃止の危機を抜け出して、主力事業の建設事業でも再建築市場に再び手を伸ばすなどの好材料が満開している。

サムスングループの支配構造の頂点に位置するサムスン物産の株価が上がっている。1日の証券業界によると、サムスン物産ファッション部門は最近、赤字部門のブランドを縮小して成長性の高いスポーツアパレルに集中している。このような動きはファッション事業の実績が停滞しているからだ。

サムスン物産ファッション部門は、昨年の売上高1兆7590億ウォンと営業利益250億ウォンをあげた明らかにした。 2017年よりも売上げは0.6%増えたが、営業利益は24.2%も減少した。サムスン物産ファッション部門の関係者は、「冬季の平均気温の上昇で上着(アウター)の販売が減少し、営業利益が減った」と述べた。

収益性も悪化したが、売上げの停滞が昨年まで続いた。サムスン物産ファッション部門の売上げは、2015年から1兆7000億ウォン台で足踏みしている。サムスン物産ファッション部門はこのような売上げの停滞を克服するために最近、ファッショントレンドである「アスリージャー(運動+レジャー)」で停滞した売上げを引き上げる計画を立てた。

昨年の営業利益は黒字を記録したものの、昨年の第3四半期までの累積赤字を記録したことで危機感がつのった。昨年、ファッション部門を引き受けてきた李敍顕(イ・ソヒョン)社長が辞任し、ファッション事業の売却説が話題の頂点を上ったりもした。しかし最近の雰囲気は売却ではなく、赤字事業の縮小でダイエットに乗り出したという分析だ。

最近のファッション事業部は、YGエンターテイメントとローンチした「NONAGON(ノナゴン)」ブランドの運営を5年めで中断した。また2012年にYGエンターテイメントと51%対49%の割合で共同投資して設立した「NATURAL9(ナチュラルナイン)」を、最近になって臨時株主総会を開いて解散を決意した。

業界の関係者は「サムスンは以前に化学事業を他のグループに売却したが、その事業部がキャッシュカウに変貌した痛い記憶がある」とし、「売却よりも事業構造「の調整を選んだようだ」と耳打ちした。

以前に主要グループ間での「ビッグディール」を通じて、サムスン物産は化学事業をハンファに売却している。サムスントタル(現ハンファトタル)がハンファファミリーになった後に異例の好況を迎え、年間1兆ウォンを超える営業利益を連続してあげた。

サムスン物産は昨年にハンファ総合化学の残余株まで売ろうとしたが、買受人との見解の違いで取引を中断した。各種の売却で雑音が出てきたことから、別の事業の売却には消極的になるしかないという意見が出ている。

サムスン物産は主力事業である建設事業でも変化の動きを見せている。昨年の時点で、サムスン物産の営業利益の70%以上を建設が責任を負っている。最近、サムスン物産建設部門は3年ぶりに整備事業の受注戦に飛び込んだ。

ソウル市の盤浦住公1団地(3住区)の再建組合が新しい施工業者を求めて乗り出したが、再建築受注事業から姿を消していたサムスン物産が入札意向書を提出した。これによって1団地の再建にサムスン物産をはじめ、現代建設、大林産業、大宇建設、GS建設、ポスコ建設、ロッテ建設、現代エンジニアリングなど、国内の主要建設会社がすべて挑戦状を差し出した。サムスン物産の「レミアン(来美安)」ブランドは再建築市場で好まれるブランドであることから、今回のサムスン物産の参加で建設業界は緊張している。

建設業界の関係者は、「これまでサムスン物産は再建築市場が各種の金品授受などで混濁した様相だったし、収益性が落ちると見て3年のあいだ足を向けなかった」とし、「最近の再建市場は少し良くなったし、社の収益性を高めるために建設事業が力を出す必要があったことから変化を選んだ」と述べた。

一部では、昨年の良い実績にもかかわらず株価はむしろ下落して、実績改善と株価を上げることが切実になったという分析もある。第一毛織との合併前と比較すると、株価が下落して株主の不満が高まっている。合併時に提起された合併シナジーの問題と株主の不満を鎮めるために、株価の上昇が切実だというわけだ。

支配構造全体をゆるがしていたサムスンバイオロジクスが上場を維持したことも大きな好材料だ。サムスン物産はサムスンバイオロジクスの筆頭株主であり、サムスングループが半導体以後の将来事業であるバイオ事業の拡大と支配構造強化のために切実なグループの中核軸だ。韓国取引所は、サムスンバイオロジクスに対する粉飾会計疑惑が提起されたが、経営透明性と投資家保護のために上場維持を決定した。各種の懸念が消えたサムスン物産の株価は上昇している。昨年11月22日以降、1月末までに株価は24%反騰に成功した。
  • 毎日経済_ムン・イルホ記者
  • 入力 2019-02-06 15:01:02.0

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