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現代自、中国の生産ライン半分以上が停止

昨年の工場稼働44%に低下し、構造調整も難しく 

現代自動車の中国での事業状況が深刻だ。「サード(THAAD、高高度ミサイル防衛システム)」暴風で疲弊し患った2017年よりも、最近はさらに悪いと伝えられた。現代自動車は北京工場の従業員を常州・重慶工場に転換配置し、昨年末の人的刷新を通じて危機を突破しようとしているが、回復は容易ではないだろうという分析だ。現代(北京現代)と騎亜(東風悦達起亜)の二社ともに中国企業との合弁会社で法人を設立したために、GMが群山工場を閉鎖したことと同様に人材と設備に対する構造調整も難しい状況だ。

12日の自動車産業協会によると昨年の現代自動車の中国での生産量は80万6214台で、サード報復で大きな危機に陥った2017年の82万7941台よりも2万1727台減少した。現代自動車中国工場の年間総生産能力が181万台という点を考慮して、単純計算すると稼働率は44.5%にとどまっている。 2017年の45.7%と比較して1.2%ポイント落ちた数値だ。

特に商用車を生産する四川現代(CHMC)の状況が深刻であることが分かった。四川現代の年間生産能力は16万台に達するが、昨年の総販売台数は1万2228台に過ぎなかった。工場稼働率が10%台にとどまっていると、現地の関係者らは説明した。サード打撃を受けた2017年の販売台数が2万8786台だったという点を勘案すれば、商用車の状況もはるかに深刻になったという意味だ。

自動車業界の関係者は「現代自動車が中国内での戦略を変更しているが、過去の栄光を再現するには力不足だという見通しも少なくない」と言う。

中国に進出した部品業界の関係者は、「中国との関係のために構造調整を行うことができないというのも大きな問題」だとし、「1次協力社は中国の現地企業に対する売上げを増やす方法で対応するが、2・3次協力会社はそれも容易ではなく、枯死の危機に陥っている」と指摘した。

現代自動車は「ビッグ2」市場の一つである米国に対する輸出の道にも伏兵が潜んでいる。米国政府が国家安全保障を口実に、輸入車に高率の関税賦課決定をまもなく行う予定だが、現代自動車が含まれる場合は、年間30万台水準の現代自動車の対米輸出が打撃を受けるものと思われる。
  • 毎日経済_ムン・ヂウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-02-13 15:52:52




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