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Kビューティー「コスマックス」、中国で夢ひらく


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世界1位の化粧品研究開発生産(ODM)企業の「コスマックス(Cosmax)」を中核系列会社とするコスマックスグループ(会長イ・ギョンス、写真)は昨年、グループ最大の経営実績を達成した。コスマックスは1992年の創立以来で初めて売上げが1兆ウォンを突破し、史上最大の売上高と営業利益を達成することによってグループ全体の業績を引き上げた。

18日のコスマックスグループによると、昨年のグループ全体の推定売上高は1兆8000億ウォンで、史上最大だ。今年の目標売上高は2兆3000億ウォンまで高めた。

コスマックスグループが史上最大の実績を達成できた背景にはコスマックスにある。コスマックスは国内化粧品市場の成長に加えて、中国の化粧品市場で優れた実績を上げた。去る16日に公示したコスマックスの実績(連結財務諸表基準)は、昨年の売上高が前年比42.5%増の1兆2579億ウォンと営業利益は前年比48.9%増の523億ウォンだ。

コスマックスグループの李慶秀(イ・ギョンス)会長は「昨年はコスマックスとコスマックスBTIなどの活躍に力づけられて、今年もグループ全体の売上高は25%以上成長すると予想している」とし、「徹底した現地化戦略で、世界1位の化粧品ODMの座を強固にする」と抱負を明らかにした。昨年、売上高1兆ウォンを突破したコスマックスが跳躍した秘訣は、化粧品事業に飛び込む国内企業が多くなり、顧客が増加したためだ。コスマックスは化粧品会社から製品の製造依頼を受けて製造も行うが、化粧品の企画・開発から生産と品質管理まで総合サービスを提供することも可能だ。このようなノウハウのおかげで、化粧品市場に新たに参入しようとする企業がコスマックスのドアを叩く。特にKビューティーブームで韓国化粧品がアジア人に人気が高くなり、このことで数年前から化粧品事業に飛び込む企業が急増する傾向にある。

海外法人の実績が上昇したことも、コスマックスの売上増進の起爆剤として作用した。コスマックスは中国の上海と広州の2ヶ所に法人があり、これら二つの法人の昨年の単純合算売上高は前年比29%増の4776億ウォンだ。中国の顧客社に供給する量が増加し、中国法人の実績も上がった。コスマックスは200以上の中国現地ブランドを顧客に置いている。昨年、中国の顧客に対する製品供給が増えて色調製品の人気が大きく上がり、売り上げは大幅に上昇したという。

昨年は米国法人の売上げも急速に増えている。昨年の売上高は前年比で335%も増加し、単純合算ベースで1653億ウォンを達成した。 2017年に買収した米国の化粧品メーカーのNU-WORLD(ヌーワールド)社とコスマックスUSAが本格的にシナジーを出している。

持株会社であるコスマックスBTIの売上高が上昇したことも、グループ全体の実績を引き上げるところに一役買った。昨年、コスマックスBTIは売上高4832億ウォンと営業利益241億ウォンを達成し、前年より47%と138%それぞれ増加した。

コスマックスグループは事業会社のコスマックスと持株会社コスマックスBTIで構成されている。コスマックスBTIは健康機能食品を作る「COSMAXBIO(コスマックスバイオ)」、化粧品や容器を製造する「3APPLESCOSMETICS(スリーアップルズコスメティックス)」、健康機能食品製造会社「NUTRI BIOTECH(ニュートリバイオテック)」などを抱えている。
  • 毎日経済_シン・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-02-18 23:41:21




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