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コーロン、赤字累積…原糸事業から撤退か


  • コーロン、赤字累積…原糸事業から撤退か
  • コーロンマテリアルの最近の実績


コーロングループは数年間の赤字累積で困難をきたしている化学繊維の、原糸の生産中止を深刻に考慮している。ナイロンやポリエステルなどの原糸事業はコーロングループの母体であり、韓国繊維産業の象徴とも言え、関連業界と財界に少なからぬ波紋が予想される。 19日の財界と関連業界によると、ナイロン原糸・生地を生産するコーロンファッションマテリアルの原糸生産ラインの稼動を中断するかどうかをめぐって、経営陣の悩みが深まるものと伝えられた。

繊維業界の関係者は、「最近の継続的な業績不振に困難を経験してきたコーロンマテリアルが、金泉工場で生産しているナイロン・ポリエステル原糸の生産中止を検討中」だとし、「これに関連して最近、原材料の供給先である大手企業に3月分の原料注文を保留通報したと聞いている」と語った。

これに対してコーロングループの関係者は、「厳しい状況が数年のあいだ続いたことから、会社側で複数の案をめぐって議論中」だとし、「ただし工場の稼動中断など、具体的な事案について決定したものはない」と説明した。

原糸の生産が中断されると、コーロンマテリアルの会社の規模も大きく縮小することになる。2017年の時点で、ナイロンとポリエステル原糸が売上げ全体に占める割合は80%に迫るからだ。コーロンの原糸事業はグループの母体であり、国内で初めてナイロンを生産したことから繊維産業に占める象徴性は大きい。コーロンマテリアルは2014年から昨年まで、900億ウォンの累積営業赤字を記録した。
  • 毎日経済_カン・ドゥスン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-02-19 17:30:35




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