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崔泰源SK会長、SK(株)の理事長に退く


  • 崔泰源SK会長、SK(株)の理事長に退く

崔泰源(チェ・テウォン、写真)SKグループ会長はグループ持株会社のSK(株)取締役会長に退く。最近、SKグループが取締役会を中心とした責任経営を強化するために、代表取締役と取締役会の議長を分離することを決定したことによる。

チェ会長は2016年から代表取締役会長と理事会の議長を兼任してきたが、3月の任期満了を控えてこのように決定したことが伝えられた。 2014年にすべての系列会社の登記役員から退いたチェ会長は、2016年に社内取締役に復帰した後、3年のあいだ代表取締役と議長を兼任している。チェ会長がSKイノベーションとSKハイニックスなどの主要系列会社で未登記役員を兼ねていることとは異なり、唯一SK(株)では登記役員として理事会議長まで兼任している。

チェ会長は来月に議長から退くと、代表取締役は維持しながら取締役会の議長職のみ置く形をとることになる。現在、SK(株)ではチェ会長と張東鉉(チャン・ドンヒョン)社長が共同代表を務めている。新しい理事長には廉載鎬(ヨム・ヂェホ)高麗大総長が内定したことが伝えられた。ヨム総長がSK(株)の新規社外取締役として迎え入れられ、理事会の議長を務める手順になる見込みだ。 SK(株)は来月末に予定された定期株主総会で、このような内容を議決する予定だ。

SKグループはまた、SKイノベーションとSKハイニックス、SKテレコムなどの主要系列会社でも、代表取締役と取締役会の議長を分離して運営する計画だ。

チェ会長が持ち株会社であるSK(株)の取締役会長として退くと同時に、現在は社内取締役が務めていた主要系列会社の取締役会長もすべて交換される。これらの企業は3月の株主総会で、社外取締役のうち1名に理事会の議長をまかせる体制に変更する計画だ。

SKグループは昨年、半導体の好況に支えられて資産が大幅に増加し、グループの資産は200兆ウォン台に跳ね上がって企業規模が膨張した。このことから、さらに透明な支配構造を構築する必要性が大きくなった。

通常は経営陣を代表する代表取締役が経営陣の監視の役割を行う取締役会の議長を兼任することになれば、取締役会の独立的かつ効率的な意思決定を期待することが難しくなる。このことから、多くのグローバル企業は株主に対する信頼を高めるために、代表取締役と取締役会の分離運営制度を選択している。先だってサムスン電子も昨年3月の株主総会の以後、代表取締役と取締役会の議長を分離して運営している。

サムスンやSKなどの大手企業がこのように透明な経営を強化する動きを見せていることにより、来月の株主総会シーズンを控えて経営陣と取締役会を分離する上場企業が徐々に増えると予想される。
  • 毎日経済_ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-02-20 22:23:51




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