「メディカル韓流」チャ病院、東南アジアに進出


チャバイオグループは、東南アジア3カ国に40以上のクリニックを保有しているシンガポールメディカルグループ(SMG/Singapore Medical Group Limited)を買収した。チャバイオグループはこれを土台に未来アセットグループと手を取り合って、「アジア医療韓流市場」の開拓に拍車をかける計画だ。

今回の買収・合併でチャバイオグループは米国と日本、豪州、シンガポール、インドネシア、ベトナム、台湾などの7カ国に、50カ所の病院・診療所と700人あまりの医療スタッフを含む2400人の海外人材を保有する、世界的な医療グループとして位置づけられることになった。チャバイオグループは21日、「チャバイオテックの子会社であるチャヘルスケアシステムズを通じて、シンガポールの上場企業であるSMGの株式24%を確保して筆頭株主になった」とし、「複数の国に40以上の診療所を稼動している医療ネットワークを確保したことは韓国の医療史上初めてのことで、これまで米国・日本・豪州などに拡大してきた環太平洋医療ネットワークをさらに強化した」と明らかにした。

チャヘルスケアは今回の買収以前にもSMG株を6.8%持つ、4大株主のひとつだった。チャバイオグループはSMGに5000万ドルを投資して、これまでの株式6.86%を24.13%にまで拡大して経営権を確保することにした。今回の買収・合併は上半期の株式買収完了を通じて仕上げされる見通しだ。チャバイオグループは今回のディールのために昨年、未来アセットグループから約1100億ウォンの投資を受け、アジア市場の開拓に乗り出している。チャヘルスケアは昨年2月にSMGとの戦略的パートナーシップを結び、シンガポールとベトナムなど東南アジア市場に進出するためのプロジェクトを実施している。

チャバイオグループが買収したSMGは、シンガポールとインドネシアやベトナムの主要都市で40以上の専門クリニックを運営する会社で、2005年に設立された。診療分野は女性医学、がん治療、映像医学、小児科、成形皮膚科などの11分野だ。 SMGは2009年にシンガポール証券取引所(SGX)の中小企業部門に上場しており、この3年間は年平均40%以上の売上げ成長率を記録した。 19日の時点の時価総額は2億1600万シンガポールドル(約1796億ウォン)だ。チャヘルスケアのユン・ギョンウク代表は、「シンガポールは東南アジア地域の貿易と金融の拠点であるだけでなく、医療インフラも国際的水準」だとし、「持分確保を通じてSMGにデジタルヘルスケアを導入し、バイオ技術活用などの医療市場の変化に先制的に対応する前哨基地として育てていく計画だ」と語った。

今回の買収によってチャバイオグループはSMGの筆頭株主になることで、これまで推進してきた世界の医療韓流に速度を加えることができるようになった。チャバイオグループは1999年に米国コロンビア大学内に「CC不妊センター」を設立して医療輸出1号の新記録を記録し、2002年にはLAのLA Hollywood Presbyterian Medical Center(HPMC)を買収した。 2013年には日本の東京に細胞治療センターを設立した。昨年は豪州の不妊センター「CFC(City Fertility Centre)」の筆頭株主になった。 CFCは豪州の主要都市8ヶ所に不妊センターを運営している。豪州は1984年に世界初で体外受精後に冷凍された胚の着床と出産に成功するなど、「不妊治療のメッカ」として知られている所という点で、チャバイオグループのCFC買収は環太平洋のIVF(In-Vitro Fertilization/体外受精)の大きな枠組みを備えると評価された。

また、先進医療サービスシステムの輸出も活発に繰り広げており、2017年にはアルメニアとChaum Dilijan Center(チャウムディリジャンセンター)の設立契約を締結したことに続き、今年1月にはカタール国営非営利組織であるカタール財団傘下の不動産開発会社Wellness Resorts(ウェルネスリゾート)内に、特化した治療を提供するメディカルセンター事業の妥当性に対する調査コンサルティングを提供した。

今回のSMG株の取得で東南アジアの医療ネットワークが強化されることによって、チャバイオグループは優秀な人材の海外派遣も拡大する計画だ。チャバイオグループはLA HPMC、日本の細胞治療センター、豪CFCなどに医療スタッフや従業員など20人あまりを派遣しており、特に昨年はLAに寮を確保して、員だけでなくチャ医科学大学の学生に海外研修の機会も提供している。今年に入って従業員と看護師など12人を追加で選抜し、下半期の現地勤務を目指して専門家の派遣を準備している。今回のシンガポールなど東南アジアの拠点確保を通じて、チャバイオグループは優秀な人材の海外派遣チャンネルをいっそう多様化することができた。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者/チン・ヨンテ記者
  • 入力 2019-02-21 19:49:14