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現代グロービス、テスラ社の海上輸送引き受ける


現代自動車グループの物流子会社である現代グロービス(HYUNDAI GLOVIS)は、世界1位の電気自動車(EVカー)メーカーの米Tesla(テスラ)社製自動車の海上輸送を獲得した。

22日の業界によると現代グロービスは最近、テスラが米国で生産した普及型電気自動車セダン「テスラモデル3」を欧州・中国などに海上輸送する契約を獲得した。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)も20日、「テスラモデル3」がサンフランシスコ港で現代グロービスの船に船積みされる写真をツイッターのアカウントにあげて、「ヨーロッパに輸出するテスラ完成車4000台を船積みしている」と説明した。テスラはモデル3の北米販売が減少したことから、欧州・中国での販売量を増やしている。

現代グロービスがテスラと完成車の輸送契約を結んだのは、今回が初めてだと伝えられた。海運業界の関係者は、「現代グロービスは単発の輸送ではなく、長期契約を獲得した」とし、「今後は追加の完成車輸送が続くだろう」と言う。電気自動車市場の調査機関であるEV Sale(EVセールス)によると昨年、テスラは電気自動車24万5240台を販売して世界1位を占めた。

現代グロービスは50隻の完成車運搬船を運用している。昨年、同社が完成車の海上輸送部門で収めた売上高は1兆5284億ウォンだ。現代・起亜自動車をのぞく他社の完成車輸送の割合は43%に達する。現代グロービスは現代・起亜自動車だけでなく米ゼネラルモーターズ(GM)や独フォルクスワーゲンなど、世界の有力自動車メーカーから運送契約を獲得して顧客は多様化する傾向にある。

現代グロービスは現代・起亜自動車の国内外の原材料運搬から生産した車両の輸送まで、現代自動車グループの物流業務を独占する。最近では鉄鋼材の流通とオンライン中古車取引事業にも進出しながら事業を拡大した。
  • 毎日経済_イ・ヂョンヒョク記者
  • 入力 2019-02-22 19:32:03




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