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SK、代表取締役と取締役会議長を分離


SK(株)は5日に理事会を開き、理事会中心の責任経営を強化するために代表取締役と取締役会の議長を分離することを決めた。代表取締役が取締役会の議長を兼任することにした定款の内容を変更し、理事会が取締役の一人を議長に定めるようにする定款変更案を株主総会に上程することにしたものだ。

これまでは代表取締役が取締役会の議長を兼任することになっており、崔泰源(チェ・テウォン)代表取締役会長が理事会の議長を務めてきた。しかし来る27日の株主総会で定款変更案が通過すると、崔会長は、グループの持株会社であるSK(株)取締役会長から退くことになる。

これは最近、SKグループが取締役会の強化を通じて、株主権益の保護と企業価値の向上に乗り出すという趣旨だ。

崔会長は2016年から代表取締役会長と理事会の議長を兼任してきたが、今月の任期満了を控えてこのように決定したことが伝えられた。 2014年にすべての系列会社の登記役員から退いた崔会長は、2016年に社内取締役に復帰した後、3年間の代表取締役と議長を兼任してきた。崔会長はSKグループ内でSKイノベーションとSKハイニックスなどの主要系列会社の未登記役員を兼ねているが、登記役員として理事会の議長まで兼職したのはSK(株)が唯一だった。

また、SK(株)は社外取締役もさらに一人増やすことにした。 SK(株)理事会は任期が満了するイ・ヨンヒ社外取締役のほか、ヨム・ヂェホ前高麗大総長(写真)とキム・ビョンホ前ハナ金融持株会長ら2人を新任の社外取締役に推薦する予定だ。

新任の社外取締役候補者はSKの経営戦略である社会的価値の創出に対する理解度が高く、企業経営の専門知識を持っているという点を高く評価したとSK(株)側は説明した。社内取締役の任期満了をひかえて、崔会長も今回の株主総会で再任が推進される予定だ。

これによって株主総会が仕上げされた後に、SK(株)の崔会長は社内取締役会長に、取締役会の議長は新任の社外取締役候補のヨム前総長が務める見通しだ。

SKグループの関係者は、「大企業の持株会社では初めて株主総会の分散開催と電子投票制施行など、株主に優しい経営を先導してきたSKが、グローバル投資環境に合った理事会の役割と権限の強化に乗り出した」と述べた。
  • 毎日経済_ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-03-05 20:46:08




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