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LG電子、OLEDテレビの世界市場をリード


  • LG電子、OLEDテレビの世界市場をリード

有機発光ダイオード(OLED/オーレッド)テレビが発売されて6年ぶりに、世界の累積販売台数が500万台を突破した。生産初期の技術的な難しさと品質への懸念を乗り越えて、世界の高級テレビ市場での地位を確立したという評価だ。

7日のIHSマークィットによると、世界初のオールレッドテレビが発売された2013年から昨年までに合計524万7000台が販売された。同じ期間に液晶表示装置(LCD)テレビは13億台、プラズマ(PDP)テレビは1713万台、ブラウン管(CRT)テレビは1240万台を販売したが、販売増加率はオーレッドテレビが最も急峻だ。

LCDテレビの販売台数は、2013年の2億994万台から2018年は2億1884万台で4.2%の増加にとどまったが、オーレッドテレビの販売台数は同じ期間に4000台から251万台に、629倍に急増した。 2013年はそれぞれ712万台と1031万台が売れたPDPテレビとCRTテレビは、昨年はそれぞれ1000台も売れなかった。

オーレッドテレビの生産に加えて、ブランドも急速に増えている。 2013年には、オーレッドテレビを生産するメーカーはLG電子だけだったが、今では15社が参加して市場を大きく育てている。 2017年からは日本のソニーとパナソニックがオーレッドテレビ市場に本格的に加わり、フィリップスとレーヴェなどのヨーロッパブランドの売上げが大幅にのびて、2016年の72万4000台から2017年には159万2000台に倍以上に市場が拡大した。

オーレッドテレビの販売の増加速度はさらに速くなる見通しだ。 テレビ用のオールレッドパネルを独占供給するLGディスプレイのオールレッドパネル出荷量は、2019年の380万台から2020年に700万台、2021年には1000万台になると観測されるからだ。これにより、オーレッドテレビの累積販売量は2019年の900万台、2020年に1600万台、2021年に2600万台へと急速に膨張すると予想される。

オーレッドテレビ市場はいつもパネルの供給が需要よりも不足し、事実上はパネルの供給量にともなってオーレッドテレビの販売量が決定される特徴を見せてきた。そのうえオーレッドテレビの供給が増えて規模の経済の実現が可能となり、オーレッドテレビの価格も下がっている。IHSマークィットの関係者は、「オーレッドテレビ市場での競争が激化し、西ヨーロッパでは55インチの大型オールレッドテレビの価格が前例なく引き下げられた状態」だと伝えた。

オーレッドテレビ市場の最強者はLG電子だ。昨年、LG電子のオーレッドテレビは156万4000台が売れて62.2%のシェアを示した。続いてソニー(47万5000台・18.9%)、パナソニック(19万5000台・7.8%)の順だった。

LG電子のオーレッドテレビは、米国の著名な消費者メディア「コンシューマー・レポート」のテレビ評価で、最も高い点数を受けた10モデルのうちの8モデルを占めるほど消費者に認められている。英国情報技術(IT)メディアである「What Hi-Fi」は55インチと65インチのLGオールレッドテレビ「AI ThinQ(モデル名55C8・65C8)」をそれぞれ「最高の55インチテレビ」「最高の65インチテレビ」に選定した。What Hi-FiはLGオーレッドテレビについて、「描写が繊細で鮮明な画像を実現する」とし、「購入者が製品を持っているという事実そのものを誇りに思うだろう」と好評した。
  • 毎日経済_ヨン・ファンヂン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-03-07 20:25:36




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