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韓国の現代カード…日本にカード決済システムを輸出


現代カードは日本に最先端のクレジットカード決済システムを輸出することになった。 2020年の東京オリンピックを控えた日本が、クレジットカード決済のインフラを強化するために韓国の技術を採用したわけだ。

13日のクレジットカード業界によると、IBMジャパンの子会社であり、日本の主要情報技術(IT)ソリューションの企業のひとつである日本エクサシステムズ( JAPAN EXA SYSTEMS)社は最近、次世代のクレジットカードITシステムとして現代カードの「H-ALIS」システムを選定した。

日本は韓国にくらべて現金の使用を好む。非現金決済の割合は20%水準に過ぎない。このためにクレジットカードをベースにした決済インフラの発展速度が比較的遅い。日本がクレジットカード決済のインフラ強化の必要性を感じたのは、来年の東京オリンピックのためだ。日本の経済産業部の発表によると、2020年のオリンピック期間中にカード決済が行われないことでこうむることになる損失が12兆ウォン規模と推算された。昨年の8月に日本で「キャッシュレス推進協議会」という官民協議体が発足した。これは2020年の東京オリンピックと2025年の大阪万博などにあわせ、現金外の決済比率を今よりも4倍ほど高い80%水準にまで高めることを目標として活動している。

このような動きの一つとして、日本エクサシステムズは日本のカード会社が利用できる最先端のクレジットカード決済ITシステムを購入することを決めた。日本でカードを発行する企業は約300社だ。このうちの200社はカード事業用のITシステムを構築できず、委託で運営を行っている。独自のITシステムを運営している企業は100社に過ぎない。

現代カードはH-ALISを掲げて、日本エクサシステムズのクレジットカードITシステム事業者選定作業に飛び込んだ。 H-ALISは毎月約1億5000万件のカード取引を確実に処理する現代カードのITシステムを、日本市場に最適化したものだ。 24時間365日を中断することなく、リアルタイムで大規模な買入れ・売上げと入出金業務を処理することができる。

現代カード側はH-ALISが日本で、今後の5年間に約2700億ウォンの売上げを記録するものと予想した。必要に応じさまざまな方法で、柔軟にシステムを活用できるという点もH-ALISの強みだ。 H-ALISは募集、審査、発行、加盟店管理などの業務別に細分化されており、顧客や商品の特性に応じて機能を再構成し、システムを運用することができる。

さらに現代カードはさまざまなメリットを1枚のカードに盛り込んで自由に活用できる「現代カードカメレオン」など、日本には存在しない現代カードの差別化されたデジタルサービスを提示して高く評価されたものと思われる。
  • 毎日経済_キム・ガンレ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-03-13 20:31:36




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