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S&P「韓企業の信用格付け下落」警告


  • S&P「韓企業の信用格付け下落」警告

世界的な信用格付け会社のS&Pは19日、「韓国企業の信用度が2015年から2017年までの約3年の間の改善傾向を後にして、2018年の下半期から緩やかな下落のサイクルに入ったものと見られる」とした。

S&Pは信用の下方可能性に対する原因として、「韓国企業の財務政策がより積極的に変わったことが信用の下向き圧力の主な要因として判断する」とし「これは主要企業の投資支出の増加、株主還元(配当と自社株買いの拡大) 、継続的な買収・合併などで確認することができる」とした。

また、S&Pは「貿易紛争と保護貿易に対する懸念の中で、半導体とスマートフォン、自動車などの主要産業の世界的な需要鈍化は追加的な負担になりうる」と付け加えた。

S&Pは「韓国企業の信用度は今後12ヶ月のあいだに下方圧力に直面すると予想される」としながらも、「全体的に良好な韓国企業の業務効率化と製品の競争力などを考慮すると、信用格付けが急激に下方調整される可能性は高くないと判断する」とした。

ゆるやかな下落のサイクルを予想しながらも急激な下落の可能性は低いと判断した背景には、韓国企業の財務能力と流動性などがあげられる。 S&Pは「営業環境が予想よりもかなり難しくなって借入金が大幅に増加する状況でも、S&Pが評価する韓国企業はこれをある程度管理できる柔軟な財務能力を確保している。流動性も適切または優れたレベルとして評価される」と説明した。

S&Pは今年初め、SKテレコムとLG化学、SKイノベーションとSK E&Sなど国内の主要企業に対して、否定的展望に評価を調整している。昨年末には現代自動車と起亜自動車、現代モービスに対する信用格付けが下方修正された。 S&Pが格付け見通しをネガティブに調整した4社はすべて「安定的」から「否定的」に変更され、現代・起亜自動車と現代モービスはすべて昨年10月に信用等級が降格された。 3社がすべて「A-」から「BBB +」に下方修正され、等級の展望は「安定的」とされた。
  • 毎日経済_チョ・ソクファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-03-19 17:49:08




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