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米国ジョージア州の州都アトランタ市から北東に110キロメートル離れたジャクソン郡コマース市。 SKイノベーションが自動車用本場である米国で初めて建設する、電気自動車用バッテリー工場の用地だ。電気自動車用バッテリーはエネルギー・化学企業であるSKイノベーションが今後の成長動力としている重要なビジネスだ。 SKイノベーションはバッテリービジネスを育てるために米国に果敢に投資することを決定し、19日（現地時間）に起工式を行った。
起工式にはウィルバー・ロス米国商務省長官をはじめ、ジョージア州のブライアン・ケンプ知事、ダグ・コリンズ議員、コマース市のクラーク・ヒル市長などの主要関係者計200人あまりが参加した。崔再源（チェ・ヂェウォン）SKグループ副会長は「後日、今回の起工式は電気自動車産業の協力を通じた韓・米経済協力を強化する契機となり、米国と世界の自動車の発展に一線を引いた歴史になるものと確信している」と述べた。
この日に着工した工場用地の面積は112万平方メートル（約34万坪）に達する。なんとサッカー場約156面ぶんの広さだ。 1・2段階の開発を通じて、2025年までに総16億7000万ドル（約1兆9000億ウォン）を投資する。このうち約10億ドル（約1兆1396億ウォン）は、2021年後半に完工する第1段階工事に投入される。これは単一の投資案件ではジョージア州で史上最大の規模で、2022年までに人員2000人を雇用する計画だ。第1段階は2021年までに試運転と製品認証などのプロセスを経て、2022年初めから量産を開始する。 2022年から量産に入る9.8GWh（ギガワット時）のバッテリー生産規模は、電気自動車17万台に供給可能なレベルだ。
SKイノベーションがジョージア州への投資を決定した背景には、ここが最適の受注条件を備えているからだ。周辺のテネシー州にはフォルクスワーゲンが、アラバマ州にはダイムラー・現代自動車が、サウスカロライナ州にダイムラー・BMW・ボルボが、ジョージア州にも起亜自動車の工場がそれぞれ位置している。電気自動車を生産するグローバルな自動車会社は、バッテリーメーカーが近くに工場を建設してサプライ（供給）チェーンの構築を望んでいるだけに、立地はそれほど重要だ。
SKイノベーションはいったん、ジョージア州工場の第1段階完工後に生産されるバッテリーをフォルクスワーゲンに納品する。それ以後は顧客を確保していく計画だ。これと関連し、この日の起工式にはフォルクスワーゲンのほかにBMWやフォードなどの購買担当者が参加して目を引いた。
ジョージア州の工場はハンガリーと中国に次ぐ、SKイノベーションの3番目の海外工場だ。韓国では忠清南道の瑞山工場を稼動している。同社は「韓国・中国・ハンガリー・米国」に生産拠点を構築し、2022年までに総60GWhの生産能力を備えるという目標だ。金俊（キム・ヂュン）SKイノベーション社長は「2023～2025年の間にグローバルトップ3に進入する」とし、「損益分岐点は2021年に到達するだろう」と述べた。
一方、この日に会場を訪れたロス長官は「SKイノベーションの今回の投資は米国を投資の最適地にするための計画が作動していることを示している」と述べた。ドナルド・トランプ政権が推進している「アメリカファースト（米国優先主義）」の成果でありながら、韓・米経済協力の象徴だという説明だ。ロス長官は「韓米関係は70年のあいだ最高の友人として、また充実した同盟として共にしてきた」とし、「起工式をトランプ大統領に代わってお祝いする」とした。ロス長官は「サムスンとLGの新しい施設を訪問し、ここSK（起工式）に来た」とし、「韓国の代表企業が米国に進出して誇らしい」と語った。
ロス長官は韓国の自動車業界の最高の関心事項である関税の賦課については直接言及を避けながらも、「現代自動車と非常に建設的な対話を交わすなど、多くの協力をしている」と述べた。米国の安全保障が脅かされるときは緊急措置をとれるようにした貿易拡大法232条の規定により、商務部は先月17日に自動車の輸入が米国の国家安全保障に及ぼす影響を調査した報告書をトランプ大統領に提出した。トランプ大統領は商務部の報告をもとに、輸入車に措置をとるかを90日以内に決定することができる。
韓国SKイノベーション、米に大規模投資
ジョージア州に電気自動車用バッテリー工場を建設
19日（現地時間）、米国ジョージア州ジャクソン郡コマース市に建設されるSKイノベーションの電気自動車用バッテリー工場の起工式が開かれた中で、韓・米の主要人物が初シャベルを立てている。写真は左から６人目キム・ヂュンSKイノベーション社長、ウィルバー・ロス米国商務省長官、ブライアン・ケンプ ジョージア州知事、チェ・ジェウォンSKグループ副会長、ダグ・コリンズ下院議員。 写真提供＝SKイノベーション
米国ジョージア州の州都アトランタ市から北東に110キロメートル離れたジャクソン郡コマース市。 SKイノベーションが自動車用本場である米国で初めて建設する、電気自動車用バッテリー工場の用地だ。電気自動車用バッテリーはエネルギー・化学企業であるSKイノベーションが今後の成長動力としている重要なビジネスだ。 SKイノベーションはバッテリービジネスを育てるために米国に果敢に投資することを決定し、19日（現地時間）に起工式を行った。
起工式にはウィルバー・ロス米国商務省長官をはじめ、ジョージア州のブライアン・ケンプ知事、ダグ・コリンズ議員、コマース市のクラーク・ヒル市長などの主要関係者計200人あまりが参加した。崔再源（チェ・ヂェウォン）SKグループ副会長は「後日、今回の起工式は電気自動車産業の協力を通じた韓・米経済協力を強化する契機となり、米国と世界の自動車の発展に一線を引いた歴史になるものと確信している」と述べた。
SKイノベーション米国工場の規模
この日に着工した工場用地の面積は112万平方メートル（約34万坪）に達する。なんとサッカー場約156面ぶんの広さだ。 1・2段階の開発を通じて、2025年までに総16億7000万ドル（約1兆9000億ウォン）を投資する。このうち約10億ドル（約1兆1396億ウォン）は、2021年後半に完工する第1段階工事に投入される。これは単一の投資案件ではジョージア州で史上最大の規模で、2022年までに人員2000人を雇用する計画だ。第1段階は2021年までに試運転と製品認証などのプロセスを経て、2022年初めから量産を開始する。 2022年から量産に入る9.8GWh（ギガワット時）のバッテリー生産規模は、電気自動車17万台に供給可能なレベルだ。
SKイノベーションがジョージア州への投資を決定した背景には、ここが最適の受注条件を備えているからだ。周辺のテネシー州にはフォルクスワーゲンが、アラバマ州にはダイムラー・現代自動車が、サウスカロライナ州にダイムラー・BMW・ボルボが、ジョージア州にも起亜自動車の工場がそれぞれ位置している。電気自動車を生産するグローバルな自動車会社は、バッテリーメーカーが近くに工場を建設してサプライ（供給）チェーンの構築を望んでいるだけに、立地はそれほど重要だ。
SKイノベーションはいったん、ジョージア州工場の第1段階完工後に生産されるバッテリーをフォルクスワーゲンに納品する。それ以後は顧客を確保していく計画だ。これと関連し、この日の起工式にはフォルクスワーゲンのほかにBMWやフォードなどの購買担当者が参加して目を引いた。
ジョージア州の工場はハンガリーと中国に次ぐ、SKイノベーションの3番目の海外工場だ。韓国では忠清南道の瑞山工場を稼動している。同社は「韓国・中国・ハンガリー・米国」に生産拠点を構築し、2022年までに総60GWhの生産能力を備えるという目標だ。金俊（キム・ヂュン）SKイノベーション社長は「2023～2025年の間にグローバルトップ3に進入する」とし、「損益分岐点は2021年に到達するだろう」と述べた。
一方、この日に会場を訪れたロス長官は「SKイノベーションの今回の投資は米国を投資の最適地にするための計画が作動していることを示している」と述べた。ドナルド・トランプ政権が推進している「アメリカファースト（米国優先主義）」の成果でありながら、韓・米経済協力の象徴だという説明だ。ロス長官は「韓米関係は70年のあいだ最高の友人として、また充実した同盟として共にしてきた」とし、「起工式をトランプ大統領に代わってお祝いする」とした。ロス長官は「サムスンとLGの新しい施設を訪問し、ここSK（起工式）に来た」とし、「韓国の代表企業が米国に進出して誇らしい」と語った。
ロス長官は韓国の自動車業界の最高の関心事項である関税の賦課については直接言及を避けながらも、「現代自動車と非常に建設的な対話を交わすなど、多くの協力をしている」と述べた。米国の安全保障が脅かされるときは緊急措置をとれるようにした貿易拡大法232条の規定により、商務部は先月17日に自動車の輸入が米国の国家安全保障に及ぼす影響を調査した報告書をトランプ大統領に提出した。トランプ大統領は商務部の報告をもとに、輸入車に措置をとるかを90日以内に決定することができる。
- 毎日経済＿ジョージア州＝チャン・ヨンスン特派員 | (C) mk.co.kr
- 入力 2019-03-20 17:54:10
