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韓国半導体、対中国貿易不振…輸出「逆走行」

今月20日までに4.9%減少し、下半期の反騰も「暗雲」 

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半導体が不振の沼から抜け出せないままに、輸出が四ヶ月連続でマイナスを記録するものと予想される。特に単価と物量の両方で崩れて半導体輸出が「悪化の一途」をたどりつつ、当初の下半期反騰という期待感も薄くなってきている。

21日の関税庁によると今月1~20日の輸出額は280億ドルで、前年同期に比べて4.9%減少した。操業日数を考慮した一日平均輸出額も-4.9%を記録した。

昨年12月に始まった輸出の「マイナス行進」はますます悪化し、先月には-11.1%を記録して2年ぶりに二桁で急落した。今月1~20日には多少は減少幅を縮めたが、まだマイナスから抜け出せない。事実上は今月もマイナスが有力で、2015年1月から2016年7月まで19カ月連続で減少を継続して以来、初めて四ヶ月連続のマイナスを記録する見通しだ。 1~20日の輸出は船舶(22.4%)がようやく増加に転じ、乗用車(9.7%)と自動車部品(5.2%)なども増加した。しかし半導体(-25.0%)輸出が大幅に減少したうえに、石油製品(-11.8%)と無線通信機器(-4.1%)なども次々と減少し、全体のマイナス輸出傾向をもとに戻すには力不足だった。昨年の超好況による基底効果だというが、半導体輸出が翼のない墜落を続けていることが直撃弾になった。半導体はもちろん、輸出の牽引車の役割を果たしていた情報通信技術(ICT)品目も苦戦を強いられている。

産業通商資源部によると先月、半導体をはじめとするICTの輸出額は前年同期に比べて19.0%減少した。昨年11月から4ヶ月連続での減少だ。半導体が-24.9%を記録し、ディスプレイ(-17.2%)と携帯電話(-13.4%)などがすべてマイナスを続けた。

現代経済研究院のオ・ヂュンボム専任研究員は、「半導体は当分のあいだマイナスを続けるものと予想され、下半期に反騰するかどうかも見守らなければならないようだ」と憂慮した。

対中国輸出は昨年の11月から崩れ始め、今月も-12.6%を記録した。すでに5カ月連続のマイナスに向かっている。 2月(-17.4%)に比べて下落傾向はやや鈍化したが、輸出全体の割合が27%に達する中国市場の特性上、輸出墜落の「主犯」になっている。米国(1.9%)と台湾(3.8%)で輸出は多少増加したが、日本(-13.8%)と欧州連合(-6.1%)そしてベトナム(-3.1%)などでも振るわなかった。
  • 毎日経済_イム・ソンヒョン記者/キム・ヨンヂュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-03-21 17:42:00




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