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現代ロテム「2022年には売上げ4兆めざす」


  • 現代ロテム「2022年には売上げ4兆めざす」

昨年に深刻な業績不振を経験した現代ロテムは、禹惟哲(ウ・ユチョル)副会長とイ・ゴンヨン代表取締役体制を迎え、中長期ビジョンを新たに提示した。 2022年までに鉄道部門の売上げを2倍以上に増やし、業績悪化の原因となったプラント部門は成長よりも収益性管理に集中するという戦略だ。これにより現代ロテムは、2022年には売上げ4兆ウォンと営業利益率5%を達成する計画だ。

26日、現代ロテムは京畿道の儀旺本社で役職員の参加した中で「2027ビジョン宣布式および事業実践決議会」を開き、新規ミッションとともに創立50周年を迎える2027年までの将来の発展の方向を明らかにした。

現代ロテムがこの日、新たに提示したミッションは「より良い未来に向けた創造的革新(Creative Innovation for a Better Future)」だ。 第4次産業革命の時代を迎えて急速に変化する経営環境に対応し、将来の持続成長の基盤を固めるためには研究開発(R&D)投資を増やし、技術をリードする企業として再誕生しなければならないという意志を込めているという説明だ。

具体的に現代ロテムは、△売上4兆ウォンと営業利益率5%を達成、△受注全体で新事業の割合は10%を確保、△R&D投資の年平均成長率を30%に増大、△業務効率10%の改善などを主な内容とする「経営目標2022」を提示した。 2022年までに中期経営目標を達成して、創立50周年を迎える2027年までに持続的成長の基盤を固めるという構想だ。

まず昨年は2兆4000億ウォン台にまで落ちた売上げを、2022年には4兆ウォンまで再び引き上げると発表した。現代ロテムの売上げは2015年に3兆3000億ウォンまで増加したが、昨年は2兆4119億ウォンまで減少した。鉄道・防衛産業・プラントの全部門で受注が減り、売上げも落ちたという分析だ。

特に現代ロテムの売上げの半分を占める鉄道部門の状況が良くない。グローバル市場では仏アルストム、独シーメンス、加ボンバルディアや中国の中國中車(CRRC)などとの競争の加熱で、大規模な新規受注が容易ではないと伝えられる。

現代ロテムの関係者は、「2022年は鉄道2兆4000億ウォンと防衛産業9000億ウォン、プラント7000億ウォンなどで総売上げ4兆ウォンを確保する計画だ」と明らかにした。鉄道の売上げを2022年までに2倍に増やすという積極的な目標だ。

2022年は営業利益率5%という達成目標も提示した。現代ロテム側は、「昨年は業績悪化の要因であった設計の変更や事業の遅延などのプロジェクト管理能力から強化する」とし、「受注前に事業性を分析するために受注審議制度をさらに確かなものにして、長期的に収益の確保と投資の増大、競争力の強化につながる好循環構造を作る計画だ」と明らかにした。

受注全体で新事業が占める割合を、今年の4%から2022年には10%まで拡大する計画も明らかにした。新事業の中で最も注目を引くのは、水素電気鉄道車両(水素列車)だ。親会社の現代自動車が水素自動車を中心とした水素社会の実現をリードしているだけに、現代ロテムはこの技術を主力事業である鉄道と融合させるという構想だ。

現代ロテムは新事業の基盤である技術力を確保するために研究開発人材の規模を拡充し、今年から2022年までの研究開発への投資規模は年平均成長率30%以上を達成するという目標も提示した。ここ5年間の大規模な国策課題の終了と減少傾向だった研究開発費用を、水素電気トラムや無人システムなどの新製品と革新技術の開発投資を通じて拡大する計画だ。
  • 毎日経済_ムン・ヂウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-03-26 17:31:34




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