サムスン電子、第1四半期のアーニングショックを予告



サムスン電子は半導体不況と中国の追撃などによるディスプレイ事業の不振で、今年の第1四半期の実績が期待を下回るだろうという異例の予告をした。今月に入って証券業界ではサムスン電子の第1四半期の営業利益を7兆2000億~7兆3000億ウォン水準と予想したが、サムスン電子の業績警告と同時に、昨年の第1四半期(15兆6400億ウォン)の半分にも満たない6兆ウォン台半ばまで下がるとの予測が出ている。

サムスン電子は26日、公示を通じて「当初の予想よりもディスプレイとメモリの事業環境が弱気を見せるにともなって、今年の第1四半期の業績は市場の期待レベルを下回ると予想される」と述べた。来月5日に第1四半期の暫定業績を発表する予定のサムスン電子が、このように自主的に公示を通じて「実績鈍化」を事前に告知することは初めてだ。

証券各社の予測値が高いという判断にしたがって投資家の混乱を軽減するために、あらかじめ「注意報」を出したものとみられる。サムスン電子はディスプレイについて「LCDパネルの閑散期に中国企業の増設による供給増加によって、当初の予想に比べて価格の下落幅が拡大した」とし、「フレキシブル有機発光ダイオード(OLED/オーレッド)の大型顧客の需要が減少し、LTPS (低温多結晶シリコン)LCDとの価格競争で持続的に収益性が悪化し、市場予想との比較で実績は悪化するだろう」と説明した。

フレキシブルOLEDはサムスン電子のスマートフォンだけでなく、AppleのiPhone XとiPhone XSなどに使用される。グローバルなスマートフォン市場が停滞した中で、iPhoneの販売不振と中国企業の中・低価格LCDパネルの攻略などが重なり、収益が悪化したというわけだ。このことから昨年の第1四半期に4200億ウォンと、昨年第4四半期には9700億ウォンの営業利益を出したディスプレイ部門は、今年の第1四半期は4500億~6000億ウォン程度の赤字を見ただろうと証券業界は推定している。

サムスン電子はメモリ(D-RAMとNAND型フラッシュメモリ)に対しては、「閑散期にともなう全体的な需要減の中で、主要製品の価格の下落幅が当初の見込みに比べて一部拡大するだろう」と予想した。昨年の第4四半期からの供給過剰と、大規模な情報通信技術(ICT)企業のデータセンター投資の遅れ、中国の景気減速などに始まったメモリ市場不況がさらに深刻化していると評価したわけだ。

DRAMエクスチェンジによると、昨年9月に8.19ドルを記録したDRAM価格(DDR4 8Gbメモリ固定取引)は、先月は5.13ドルまで下がった。これにとおなったサムスン電子の半導体部門の営業利益は11兆5500億ウォンに達していたものが、今年の第1四半期には4兆5000億ウォン前後につい落するだろうというのが証券業来の予測だ。

ユジン投資証券のイ・スンウ アナリストは「当初、サムスン電子の第1四半期の売上げと営業利益をそれぞれ52兆3000億ウォンと6兆7000億ウォンと予想したが、この日の公示などを勘案すると営業利益はさらに下がると思われる」とし、「ギャラクシーS10の販売好調にもかかわらず、DRAMのみならずNAND型フラッシュメモリなどの収益性も大きく悪化して実績に影響を与えている」と分析した。

サムスン電子の営業利益は昨年第1四半期は15兆6400億ウォンで、第4四半期は10兆8000億ウォンだった。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/ヨン・ファンヂン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-03-26 17:53:38