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SKハイニックス、「龍仁半導体クラスタ」に1.2兆投入

「半導体生態系」の強化を推進 

  • SKハイニックス、「龍仁半導体クラスタ」に1.2兆投入

SKハイニックスは1兆2200億ウォンに達する「半導体共生支援策」をもうけ、半導体の生態系づくりに乗り出した。政府は27日に首都圏整備委員会を開いてSKハイニックスの京畿道龍仁(ヨンイン)に推進する半導体クラスタ造成事業を承認したが、これに対する素早い後続措置だ。

SKハイニックスは28日、「協力会社との共存や半導体生態系を強化するための方案を整えた」と明らかにした。今回の案にしたがって、SKハイニックスは△共生ファンドの造成に3000億ウォン、△人工知能(AI)を基盤にした相互協力センタの設立と共存プログラムの推進に6380億ウォン、△共同研究開発(R&D)に2800億ウォンを10年にわたって順次対応する方針だ。

特に2022年に着工予定の初の半導体工場(FAB)の起工式に合わせて、「半導体幸福ファンド」に2000億ウォンと株式投資ファンドに1000億ウォンなど、総3000億ウォンを造成するというのがSKハイニックスの方針だ。こうして造成された基金は、半導体装備・素材・部品分野で成長可能性のある技術革新企業の事業資金(無利子融資)、スタートアップの資金支援、中・長期株式投資などの財源として活用される予定だ。

またSKハイニックスは同伴成長を追求する「共生協力センター」(仮称WeDoTechセンター)の設立と、「共存プログラム」の進行に総6380億ウォンを支援する。具体的には、共存協力センターの設立と半導体特化安全教育施設の構築、エネルギー低減インフラの構築などに480億ウォンを投入する一方で、国産化支援と半導体・AIベンチャーの創業育成、半導体人材の育成などの共存プログラムにも総5900億ウォンを支援する予定だ。

詳細なプログラムは、△国産化を支援(年間360億ウォン)、△半導体・AIベンチャー創業育成(年間80億ウォン)、△半導体人材の育成(年間100億ウォン)、△協力会社の雇用支援(年間10億ウォン)、△環境・安全・衛生などの支援(年間30億ウォン)、△産業セキュリティなどの経営支援(年間10億ウォン)などだ。

このほかSKハイニックスは、これまでの技術革新企業支援プログラムを拡大した。これによって今回の半導体クラスターの造成と関連し、協力社との共同研究開発支援に今後10年間で総2800億ウォンを投入する計画だ。

キム・ジョンギSKハイニックス常務は、「グローバルな競争力を強化するために基盤となる半導体相生クラスタ共存プログラムが本格的に進むと、現在は20%水準の半導体装置の国産化率がさらに上昇することが期待される」と説明した。

SKハイニックスは龍仁に半導体クラスタが構築されると、2万5000に達する良質の雇用が創出されるものと期待している。具体的に、SKハイニックスは4つの半導体ファブの運営で1万2000人と、支援部門の人材3000人の総1万5000人を採用する計画を策定した。また、ここに入居する50以上の機器・素材・部品サプライヤーも約8000人を雇用すると推定している。この他に工場建設のための建設会社の直接雇用人員も2000人に達すると推定した。

SKハイニックスは今回の龍仁半導体クラスタ組成によって、利川は本社機能とR&Dとマザー工場(Mother FAB)およびDRAMの生産基地となり、忠清北道清州はNAND型フラッシュメモリ中心の生産基地に、龍仁はDRAMと次世代メモリの生産拠点と半導体共生生態系の拠点として「3角軸」を構築する方針だ。
  • 毎日経済_イ・サンドク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-03-28 17:27:57




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