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DRAM価格、3ヶ月で37%下落…韓国経済、構造的不況に?


  • DRAM価格、3ヶ月で37%下落…韓国経済、構造的不況に?

韓国の輸出主力商品であるメモリー半導体(DRAM、NAND型フラッシュメモリ)の価格が大幅に下落を続けることで、サムスン電子とSKハイニックスなどの看板企業に対するアーニングショックの恐怖が可視化している。半導体不振に加えて自動車を含む製造業全般のサービス業の減速の兆しがはっきりしつつ、韓国経済は構造的な低迷局面に入っているという警告が出されている。

29日の市場調査機関DRAMエクスチェンジによると、3月のDRAM価格(DDR4 8Gb固定取引価格)は1個当たり4.56ドルで、先月(5.13ドル)に比べて11.1%減少した。 DRAM価格は昨年4~9月は8.19ドルで高値を維持した後、同年10月に7.31ドルに下落した。

USBやメモリカードなどに使われるNAND型フラッシュメモリの価格(128Gb MLC固定取引価格)も、4ヶ月連続の下落を免れなかった。メモリ市場の鈍化でサムスン電子とSKハイニックスなどの、韓国の看板企業の業績不振も予告されている。サムスン電子は26日に異例の実績下方見通しを警告し、「アーニングショック」を予告した。証券業界ではSKハイニックスの第1四半期の営業利益は、2016年の第4四半期以降の9四半期ぶりに2兆ウォン下に下がるだろうという見通しも出ている。

特に製造業全般のサービス業を網羅する生産指標はもちろん、消費・投資指標がすべて下落傾向を見せており、景気全般で回復を約束することはできない状況だ。

統計庁がこの日に発表した産業活動動向によると、2月の生産と消費・投資指標がすべて減少する「トリプル減少」が現れた。先月の産業生産と小売販売は、それぞれ前月よりも1.9%と0.5%減少した。実体経済の活力を意味する生産指標は、鉱工業(-2.6%)とサービス業(-1.1%)、建設業(-4.6%)などのすべての分野で不振を示し、2013年3月(-2.1%)以来の5年11ヶ月ぶりに、最も大きな減少幅を記録した。設備投資は先月は10.4%減少し、2013年11月(-11.0%)以降で最大の減少幅を見せた。
  • 毎日経済_ヨン・ファンヂン記者/キム・テジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-03-29 18:17:53




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