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現代自動車、インドネシアに生産拠点準備…東南アへの前哨基地


  • 現代自動車、インドネシアに生産拠点準備…東南アへの前哨基地

現代自動車はインドネシアでの生産法人設立を念頭に置いた内部タスクフォース(TF)を稼動したことが確認された。苦戦する中国の代わりにインドネシアに生産拠点を設立し、東南アジア市場を攻略するという青写真を本格的に実行し始めたわけだ。現地では現代自動車工場が建設される土地までが論じられる中で、今月のインドネシア大統領選が投資履行の変数になるとの見通しも出ている。

1日の自動車業界によると、現代自動車は社内で「iプロジェクトTF」を昨年末から運営し、インドネシア法人設立を検討している。あるTFの関係者は、「中国の生産量を減らすぶんインドネシアの生産量を増やし、東南アジアの市場占有率を高めるという目標」だとし「特にインドネシア現地の優秀パートナーを積極的に発掘し、生産費を大幅に下げる方向にも苦心している」とした。

これに対して現代自動車の関係者は、「iプロジェクトTFは現在、会社が運用している多数のTFのひとつであるだけ」だとし、「生産法人の設立をはじめ、さまざまな対インドネシア投資計画を検討しているが、まだ決定したものはない」と線を引いた。

インドネシア現地では、現代自動車が約1兆ウォンを投資して年産20万~25万台規模の完成車工場を建てるという推測がとびかっている。これに対して現代自動車は「検討中」と言葉を慎んでいる。現在、現代自動車はインドネシアやベトナムで半組立(CKD)方式で乗用車と商用車を作って販売している。インドネシアに自動車工場を置いたならば、現代自動車が東南アジアに置く最初の生産基地になる。

現代自動車の協力社と在インドネシア韓国人のあいだでは、すでに具体的な工場の場所までが議論されている。首都ジャカルタ近郊のチカラン、chikampek(チカンペク)、スバンなど西ジャワ州の主要な工業団地だ。これらすべてがジャカルタとインドネシア第2の都市スラバヤを結ぶ道路上に位置しており、トヨタやホンダなどの日本の自動車メーカーが生産拠点を置いている。
  • 毎日経済_イ・ヂョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-04-01 21:59:11




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