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韓国輸出、4ヶ月めマイナス成長…3月の輸出、前年比8.2%減少

半導体の鈍化と中国の景気悪化の影響 

去る2月の生産と消費、投資がすべて減少する「トリプルマイナス」を記録したことに続き、先月は輸出が4ヶ月めの減少を見せるなど、韓国経済の赤信号がさらにはっきりした。

1日の産業通商資源部によると、先月の輸出は前年同期比で8.2%減の471億1000万ドルを記録した。昨年12月から始まった輸出のマイナスは2月(-11.4%)に二桁急落した後、3月も減少を免れなかった。輸出が4ヶ月めで減少したことは、2015年1月から2016年7月までの19カ月連続のマイナスを記録した後で初めてだ。

半導体を中心に全体的な輸出単価が下落する中で、輸出量さえも2月(-3.3%)に続いて3月も減少(-0.9%)した。主力品目である半導体の輸出が前年同期比で16.6%減少したうえに、最大の市場である中国への輸出も15.5%減少したことが直撃弾になった。メモリー半導体の輸出単価は、1年前に比べてDRAM価格が44%も暴落するなど悪化の一途をたどっている。

パク・テソン産業部貿易投資室長は、「先月の輸出減少率は一桁に鈍化し、4月には輸出が改善されることを期待する」と述べた。しかしスーパーサイクルの終わった半導体不振の余波が当分の間は続くと予想されているうえに、製造業全般の競争力が悪化し、輸出の反騰はもちろん、中・長期の輸出競争力の悪化を懸念する声が高まっている。

こうした中で、政府の2期経済チームが最大の目標としている経済活力の向上が後回しにされたことで懸念の声が高まっている。政府が政策課題として掲げる革新成長が、組織の位相や推進する内容面で漂流しているからだ。企画財政部は革新成長本部を1団長4チーム体制の革新成長推進企画団に改編して1日に発足させた。昨年6月に発足した革新成長本部は企画財政部1次官とソカーのイ・ヂェウン代表が共同本部長を務めたが、新しい企画団は民間部長をおかずに局長級が団長を務める。世宗市では革新成長は政府内の位相と重みが大きく低下したという意味で受けとめている。
  • 毎日経済_イム・ソンヒョン記者/チョン・ソグ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-04-01 22:33:15




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