米Google…来年、ソウルにデータセンター開設

来年初めから本格的に運営 

Google(グーグル)は韓国のクラウドコンピューティング市場を攻略するために、ソウルにデータセンターを設立することにした。来年初めから本格的に運営されると、アマゾンやマイクロソフトなどの強者と韓国市場でも激しい競争を繰り広げると予想される。

グーグルは9日(現地時間)、米国サンフランシスコのモスコニーセンターで開かれたグーグルのクラウド事業部の年次開発者大会(Google Cloud Next '19/グーグルクラウドネクスト)で、来年にソウルと米ユタ州ソルトレイクシティの2か所に新しいリージョンを設立すると発表した。リージョン(Region)とは、事業者が複数のデータセンターを設立し、サービスを地域で直接提供することをいう。

これまでグーグルが韓国にデータセンターを作るという噂が業界を中心に出回ったが、このように企業側から公式発表したのは今回が初めてだ。グーグルのソウルデータセンターは、アジア・太平洋地域の中では東京・台湾・香港・シンガポールなどに続いて8番目に設立されるものだ。グーグルのドミニク・プリウス製品管理担当は、「アジア地域はクラウド業界で最も規模が大きい市場の一つ」だとし、「来年初めソウルにデータセンターを設置し、顧客がグーグルのクラウドプラットフォームサービスを利用できるようにする」と明らかにした。グーグル・クラウド部門のトーマス・クーリアン最高経営責任者(CEO)はこの日、グーグルクラウドネクストの現場で毎日経済記者と会い、「今日はグーグルクラウドの重要な発表に続いてソウルのデータセンター設立も公開するなど、意味のある日になった」と強調した。

グーグルがソウルにデータセンター設立を発表したのは、今年から韓国で公共・金融分野のクラウド市場が開放されるからだ。政府・地方自治体と金融会社はこれまでデータを仮想空間に保持できず、独自のサーバーを構築して使用しなければならなかった。これはグローバルな傾向に逆行するだけでなく、情報漏洩などのセキュリティ事故を誘発する原因にもなった。

しかし今年から公共機関と金融会社はアマゾンやMS、グーグル、ネイバーなどの、外部企業のクラウドを利用できるように許可される。韓国でクラウドサービスを提供するためには、韓国内にデータセンターを構築しなければならない。

このようなことから国内のクラウド市場の規模も、現在の2兆ウォンから2021年には3兆4000ウォンまで大きくなると予想される。世界1位のクラウド事業者であるアマゾンウェブサービス(AWS)は2016年に、MSは2017年に、それぞれ韓国にデータセンターを構築しており、オラクルも年内に韓国にデータセンターを開設すると宣言している。これに加えてグーグルまで飛び込むことから、韓国のクラウド市場をめぐって激しく競争すると予想される。

クラウドコンピューティングの市場シェアが3%に過ぎないグーグルはこの日、「グーグルクラウドネクスト2019」で2つのクラウド事業者を同時に使用できるようにする、マルチクラウドプラットフォームである「アントス」も公開した。
  • 毎日経済_サンフランシスコ=ソン・ヂェグォン特派員 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-04-10 17:47:22