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LG電子電装事業「急成長」…黒字転換が今後の目標


  • LG電子電装事業「急成長」…黒字転換が今後の目標

電装市場でグローバル部品メーカー間の競争が激しくなり、LG電子電装事業部は米GMに供給していた量の一部を独コンチネンタルが取っていった。 LG電子電装事業部の売上げと位相が高まりつつ、グローバル企業間の牽制も激しくなると予想されるだけに、LG電子は技術力とコスト競争力を高めて営業力を強化し、市場支配力を高めていくという戦略だ。

16日の電装業界によると最近、世界の自動車メーカーであるGMが発注したテレマティクス(車両無線インターネットサービス)部門で、LG電子が既に受注した金額の半分以上を競合社のドイツの部品企業コンテネンタル社が持っていった。電装業界の関係者は、「技術力はLG電子が進んでいると評価されたが、コンチネンタル社が大幅に価格を下げて営業に乗り出したのでかなりの量を許したもの」とした。LG電子は「顧客と関連した内容は確認してさしあげられない」という立場だ。

LG電子の電装の売上へにGMの割合は相当だという評価があった。このことで今回の受注結果に対して、LG電子も競争力を高めるための対応策に苦心しているように見える。世界のテレマティクス市場は昨年の時点でLG電子と独コンチネンタル、そして日デンソーが3強を形成している。このうちGMなどのグローバル自動車メーカー10社以上の顧客を確保しているLG電子が僅差でグローバル1位に上がっている。

LG電子電装事業はこの間に急上昇した。 2015年は1兆8324億ウォンだった電装事業の売上げは、昨年には4兆2876億ウォンと3年めで134%成長した。ただし2016年から3年連続で赤字を記録し、収益性を高めなければならないという指摘があった。これに対してLG電子は今年の1月末、カンファレンスコールで「コスト競争力の強化などで、2020年には必ず黒字を達成できるように努力する」と明らかにした。

今回のGMテレマティクス受注戦でLG電子が苦戦したことは、「収益強化基調」によって避けられたという分析が出ている。外形の成長に比べて低調だった収益性を引き上げるには、低価格入札や出血競争を自制するしかないからだ。 LG電子の電装事業が大きくなって、グローバルな部品メーカー間の牽制も激しくなっているという話もある。 LG電子の立場からグローバルな部品社との戦いに勝つためには、技術力・コスト競争力・営業力をさらに高めなければならない。

LG電子VS事業本部はグローバルな自動車メーカーに主要部品などを供給し、着実に成長してきた。 VS事業本部は2016年の終わりにGM社製「シボレーボルト(Bolt)EV」に駆動モータ、インバータ、バッテリーパックなどの核心部品11種を供給し、世界最高水準の電気自動車部品の技術力を認められたことがある。

テレマティクスなどの車両インフォテインメント部品は、自律走行車など未来自動車の分野にも接点が多い。業界の関係者は、「LG電子はすでにクアルコムと自律走行車に使われる部品を開発するための共同研究所を設立し、米国のソフトウェア開発会社ハネウェル社と自律走行の統合セキュリティソリューションの共同開発協約を締結するなど資源を投入してきたことから、インフォテインメント市場の先取りにさらに拍車をかけるだろう」と語った。
  • 毎日経済_ヨン・ファンヂン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-04-16 20:15:37




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