トップ > 数字経済 > 企業 > LG電子…電装事業に速度加える
LG電子が昨年買収した車載用照明メーカーZKW社は、ランボルギーニ社初のスポーツ・ユーティリティ・ビークル（SUV）「ウルス」にヘッドランプを供給する契約を結んだことが確認された。全世界の主要完成車メーカーに次いで、世界最高のスーパーカーブランドまで顧客として確保したものだ。LGグループの新成長動力である自動車部品事業は、再び高い技術力と競争力を認められたという評価が出ている。
23日の自動車業界によるとZKWは最近、ランボルギーニ「Urus（ウルス）」にヘッドランプを供給した。
フォルクスワーゲングループ傘下のランボルギーニは、ポルシェやフェラーリと肩を並べる世界3大スポーツカーブランドだ。 ZKWがランボルギーニの量産車に車両用照明を供給することになったのは今回が初めてだ。「ウルス」はランボルギーニが最近のトレンドとして浮上したSUV市場をつかむために、昨年7月に発売した中型SUVだ。ランボルギーニがSUVを出したのは、「LM002」を中止させた後の20年ぶりだ。昨年、ランボルギーニは全世界で前年比51％増の5750台を販売したが、このうち1761台をウルスが占めた。他のスーパーカーブランドに比べて合理的な価格（国内基準で2億5000万ウォン台）に策定されて、大きな人気を博している。今年の販売台数は前年の2倍になるだろうという観測が出ている。国内でも今年の下半期の発売を控えて、200台が事前契約されたことが分かった。
昨年4月にLG電子が買収したZKWは豪州に本社を置く企業で、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、メルセデス-ベンツ、BMW、ロールスロイスはもちろん、米フォード、ビュイック、キャデラック、リンカーン、日インフィニティなど有数の完成車ブランドを顧客に置いている。 2017年は12億6000万ユーロ（約1兆6053億ウォン）で、昨年は13億4000万ユーロ（約1兆7208億ウォン）の売り上げを記録し、今年は14億ユーロ（約1兆7979億ウォン）を超える売上げが予想されるなど急な上昇を見せている。
金融投資業界ではLG電子の子会社であるZKWのほか、電装事業にオールインしているLGグループの電子系列3社（LG電子、LGイノテック、LGディスプレイ）の実績は、下半期に反騰すると予想している。 LG電子がインフォテインメントシステムを提供するジェネシスの新「G90」が販売好調を見せているうえ、海外の主要顧客であるメルセデス-ベンツとBMWのEVカーも市場で良い反応を得ているからだ。
サムスン証券のイ・ジョンウク研究員は、「今年の下半期からLGの電装事業の収益性は改善されるだろう」と予想した。KB証券のキム・ドンウォン研究員も「LG電子の電装事業部の業績は年間ベースで2020年から黒字転換するものと見られる」とし、「昨年末時点で50兆ウォンに達する受注残高が、今後の実績に反映され始めると本格的に収益性が良くなるだろう」と述べた。
LG電子自動車部品ソリューション（VS）事業本部は、自動車用インフォテインメント製品と電気自動車用駆動部品、先端運転支援システム（ADAS）などを生産する。 2013年に発足して以来、まい年赤字を記録している。 LG電子は今年1月末に行った昨年第4四半期の業績発表カンファレンスコールで、「コスト競争力を高め、2020年には必ず黒字を達成できるように努力する」と述べた。
LGディスプレイはLG電子製カーインフォテインメント製品の液晶表示装置（LCD）パネルを供給する。昨年末の時点でLG電子の電装部品・原材料でLGディスプレイの占める割合は12％に達している。昨年まではLCDパネルのみを納品したが、今年からは曲がる「プラスチック有機発光ダイオード（P-OLED）」を土台に、コネクテッドカーや高級車などへの営業も拡大している。 P-OLEDラインを稼動する今年の上半期を基点に、OLEDパネルが本格的に納品される見込みだ。
LGイノテックもスマートフォン市場で確保したマルチプル・カメラモジュール技術を活用し、車両用カメラモジュール事業に拍車をかけている。第5世代（5G）移動通信時代が開かれて、自律走行が本格化する転機が整ったが、自律走行時代には形状情報を認識するためのカメラの装着が必須だからだ。昨年、国内初でコネクテッドカーと自律走行車などに装着する「C-V2X」モジュールを開発することに成功した。 C-V2Xとは「セルラー・車両・事物通信（Cellular Vehicle-to-Everything）」の略で、移動通信技術を活用して車両と車両と歩行者やインフラ間で交通や道路状況などの情報を共有するシステムだ。市場調査機関の「Lux Research（ラックスリサーチ）」によると、世界的なV2X市場の規模は2020年65億ドルに達する見込みだ。
LG電子…電装事業に速度加える
傘下のZKW社がランボルギーニにヘッドランプ供給
LG電子が昨年買収した車載用照明メーカーZKW社は、ランボルギーニ社初のスポーツ・ユーティリティ・ビークル（SUV）「ウルス」にヘッドランプを供給する契約を結んだことが確認された。全世界の主要完成車メーカーに次いで、世界最高のスーパーカーブランドまで顧客として確保したものだ。LGグループの新成長動力である自動車部品事業は、再び高い技術力と競争力を認められたという評価が出ている。
23日の自動車業界によるとZKWは最近、ランボルギーニ「Urus（ウルス）」にヘッドランプを供給した。
フォルクスワーゲングループ傘下のランボルギーニは、ポルシェやフェラーリと肩を並べる世界3大スポーツカーブランドだ。 ZKWがランボルギーニの量産車に車両用照明を供給することになったのは今回が初めてだ。「ウルス」はランボルギーニが最近のトレンドとして浮上したSUV市場をつかむために、昨年7月に発売した中型SUVだ。ランボルギーニがSUVを出したのは、「LM002」を中止させた後の20年ぶりだ。昨年、ランボルギーニは全世界で前年比51％増の5750台を販売したが、このうち1761台をウルスが占めた。他のスーパーカーブランドに比べて合理的な価格（国内基準で2億5000万ウォン台）に策定されて、大きな人気を博している。今年の販売台数は前年の2倍になるだろうという観測が出ている。国内でも今年の下半期の発売を控えて、200台が事前契約されたことが分かった。
昨年4月にLG電子が買収したZKWは豪州に本社を置く企業で、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、メルセデス-ベンツ、BMW、ロールスロイスはもちろん、米フォード、ビュイック、キャデラック、リンカーン、日インフィニティなど有数の完成車ブランドを顧客に置いている。 2017年は12億6000万ユーロ（約1兆6053億ウォン）で、昨年は13億4000万ユーロ（約1兆7208億ウォン）の売り上げを記録し、今年は14億ユーロ（約1兆7979億ウォン）を超える売上げが予想されるなど急な上昇を見せている。
金融投資業界ではLG電子の子会社であるZKWのほか、電装事業にオールインしているLGグループの電子系列3社（LG電子、LGイノテック、LGディスプレイ）の実績は、下半期に反騰すると予想している。 LG電子がインフォテインメントシステムを提供するジェネシスの新「G90」が販売好調を見せているうえ、海外の主要顧客であるメルセデス-ベンツとBMWのEVカーも市場で良い反応を得ているからだ。
サムスン証券のイ・ジョンウク研究員は、「今年の下半期からLGの電装事業の収益性は改善されるだろう」と予想した。KB証券のキム・ドンウォン研究員も「LG電子の電装事業部の業績は年間ベースで2020年から黒字転換するものと見られる」とし、「昨年末時点で50兆ウォンに達する受注残高が、今後の実績に反映され始めると本格的に収益性が良くなるだろう」と述べた。
LG電子自動車部品ソリューション（VS）事業本部は、自動車用インフォテインメント製品と電気自動車用駆動部品、先端運転支援システム（ADAS）などを生産する。 2013年に発足して以来、まい年赤字を記録している。 LG電子は今年1月末に行った昨年第4四半期の業績発表カンファレンスコールで、「コスト競争力を高め、2020年には必ず黒字を達成できるように努力する」と述べた。
LGディスプレイはLG電子製カーインフォテインメント製品の液晶表示装置（LCD）パネルを供給する。昨年末の時点でLG電子の電装部品・原材料でLGディスプレイの占める割合は12％に達している。昨年まではLCDパネルのみを納品したが、今年からは曲がる「プラスチック有機発光ダイオード（P-OLED）」を土台に、コネクテッドカーや高級車などへの営業も拡大している。 P-OLEDラインを稼動する今年の上半期を基点に、OLEDパネルが本格的に納品される見込みだ。
LGイノテックもスマートフォン市場で確保したマルチプル・カメラモジュール技術を活用し、車両用カメラモジュール事業に拍車をかけている。第5世代（5G）移動通信時代が開かれて、自律走行が本格化する転機が整ったが、自律走行時代には形状情報を認識するためのカメラの装着が必須だからだ。昨年、国内初でコネクテッドカーと自律走行車などに装着する「C-V2X」モジュールを開発することに成功した。 C-V2Xとは「セルラー・車両・事物通信（Cellular Vehicle-to-Everything）」の略で、移動通信技術を活用して車両と車両と歩行者やインフラ間で交通や道路状況などの情報を共有するシステムだ。市場調査機関の「Lux Research（ラックスリサーチ）」によると、世界的なV2X市場の規模は2020年65億ドルに達する見込みだ。
- 毎日経済＿ヨン・ファンヂン記者／イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2019-04-23 19:41:15
