トップ > 数字経済 > 企業 > トランプ大統領「韓国は素晴らしいパートナー」
辛東彬（シン・ドンビン）ロッテグループ会長は、国内財界総帥の中で最初にドナルド・トランプ米大統領と面談を持った。シン会長は3月にも国内の財界人たちと一緒に日本の安倍晋三首相を表敬訪問し、韓・日関係に関するイ・ナギョン（李洛淵）国務総理のメモを伝達するなどの民間外交使節の役割を果たして、今回の面談も韓・米関係の改善に寄与するものと期待されている。
13日（現地時間）、シン・ドンビン会長は米国ワシントンDCのホワイトハウスでトランプ大統領に会い、投資拡大と協力方案などについて議論した。この席にはマシュー・ポッティンガー米国国家安全保障会議（NSC）アジア上級部長とチョ・ユンジェ駐米大使、ロッテ化学のキム・ギョヒョンBU長、ロッテ持株のユン・ジョンミン経営戦略室長などが同席した。
心会長はトランプ大統領に会って、去る9日に竣工したアメリカ南部ルイジアナ州に位置するエタンクラッカー（EC）工場について説明した。トランプ大統領は大規模な投資に感謝すると応え、製品に関する質問をしたことが伝えられた。
続いてシン会長がロッテグループ全体の事業の現状に加えて、2015年に買収したロッテニューヨークパレスホテル事業について言及すると、不動産デベロッパー出身のトランプ大統領は「良い投資だった」とし「伝統のある立派な建物だからうまく保存してほしい」と要請した。
また両国の関係強化のための相互協力方案についても話を交わした。雰囲気は和気あいあいとし自由闊達で、予定された面談時間をはるかに越えて、トランプ大統領が出席者全員と握手をしたという裏話だ。
先立って去る9日、ロッテはルイジアナ州でエタンクラッカー工場の竣工式を行った。投入された事業費は合計31億ドル（約3兆6000億ウォン）で、トランプ政権発足以来で韓国企業の最大の対米投資であり、韓国企業としてはサムスン電子のオースティン工場の買収に続いて歴代2番目に大きな規模だった。トランプ大統領はロッテの投資を積極的に歓迎し、ホワイトハウスのシルビア・デイビス戦略企画副補佐官を竣工式現場に送って祝電を伝達した。
トランプ大統領はこの日、面談後もツイッターを通じて「ロッテグループのシン会長がホワイトハウスを訪問したことを歓迎する。ルイジアナ州に韓国企業としては最大規模である31億ドルを投資し、数千人の雇用を創出した」とし、「韓国のように素敵なパートナー国は、米国経済がきわめて強く回復していることを知っている」とした。
ロッテは今後もルイジアナ州工場を基盤に現地の状況を考慮して、エチレン40万トンを追加生産する計画を持っており、ニューヨークパレスホテルのブランド地位が高まるにつれ、米国で委託運営ホテルの拡大などホテル業に対する投資も増やしていく計画だ。
ロッテは1991年にロッテ商事が初めて米国に進出して以来、アラバマ州エンジニアリングプラスチックの生産基地、ロッテニューヨークパレスホテル、グアム空港ロッテ免税店などを運営している。総投資規模は40億ドルを超え、毎年事業規模が拡大している。
トランプ大統領がロッテケミカルのルイジアナ州エチレン工場の竣工式に直接祝電を送ったことに続き、ホワイトハウスにシン会長を招待して破格の待遇を見せたのは、米国を製造業のメッカとして復活させようという「リショアリング（Reshoring）」政策を広報する良い機会だと判断したためとみられる。去る3月、SKイノベーションのジョージア電気自動車バッテリー工場起工式にウィルバー・ロス商務長官が出席したことに比べれば、米国政府のもてなしのレベルはいっそう高くなったわけだ。
シン会長の成功裏のホワイトハウス訪問には、トランプ大統領の最側近であるルドルフ・ジュリアーニ前ニューヨーク市長（75）の決定的な「幕裏の役割」もあったことが分かった。ジュリアーニ前市長はトランプ大統領の個人的な弁護士として活動し、ロシアスキャンダルではロバート・ミュラー特検の攻勢を防ぐために先頭に立った。頻繁にゴルフのラウンドを一緒にして、政策のアドバイスをする策士でもある。ワシントンの外交筋によると、今回の面談成功にはジュリアーニ前市長の役割が大きかった。
シン・ドンビン会長は青山学院大学経済学部を卒業し、米国で留学して1980年にコロンビア大学で経営学修士（MBA）の学位を受けた縁で米国側の人脈も厚い。
トランプ大統領「韓国は素晴らしいパートナー」
ロッテグループ辛東彬会長と面談
13日（現地時間）、米国ワシントンDCのホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と辛東彬（シン・ドンビン）ロッテグループ会長が面談を持った。左からトランプ大統領、マシュー・フォーチンジョマシュー・ポッティンガー国家安全保障会議（NSC）アジア上級部長、ロッテ化学キム・ギョヒョンBU長、チョ・ユンジェ駐米韓国大使、シン会長。 写真提供＝ロッテ持株
辛東彬（シン・ドンビン）ロッテグループ会長は、国内財界総帥の中で最初にドナルド・トランプ米大統領と面談を持った。シン会長は3月にも国内の財界人たちと一緒に日本の安倍晋三首相を表敬訪問し、韓・日関係に関するイ・ナギョン（李洛淵）国務総理のメモを伝達するなどの民間外交使節の役割を果たして、今回の面談も韓・米関係の改善に寄与するものと期待されている。
13日（現地時間）、シン・ドンビン会長は米国ワシントンDCのホワイトハウスでトランプ大統領に会い、投資拡大と協力方案などについて議論した。この席にはマシュー・ポッティンガー米国国家安全保障会議（NSC）アジア上級部長とチョ・ユンジェ駐米大使、ロッテ化学のキム・ギョヒョンBU長、ロッテ持株のユン・ジョンミン経営戦略室長などが同席した。
心会長はトランプ大統領に会って、去る9日に竣工したアメリカ南部ルイジアナ州に位置するエタンクラッカー（EC）工場について説明した。トランプ大統領は大規模な投資に感謝すると応え、製品に関する質問をしたことが伝えられた。
続いてシン会長がロッテグループ全体の事業の現状に加えて、2015年に買収したロッテニューヨークパレスホテル事業について言及すると、不動産デベロッパー出身のトランプ大統領は「良い投資だった」とし「伝統のある立派な建物だからうまく保存してほしい」と要請した。
また両国の関係強化のための相互協力方案についても話を交わした。雰囲気は和気あいあいとし自由闊達で、予定された面談時間をはるかに越えて、トランプ大統領が出席者全員と握手をしたという裏話だ。
先立って去る9日、ロッテはルイジアナ州でエタンクラッカー工場の竣工式を行った。投入された事業費は合計31億ドル（約3兆6000億ウォン）で、トランプ政権発足以来で韓国企業の最大の対米投資であり、韓国企業としてはサムスン電子のオースティン工場の買収に続いて歴代2番目に大きな規模だった。トランプ大統領はロッテの投資を積極的に歓迎し、ホワイトハウスのシルビア・デイビス戦略企画副補佐官を竣工式現場に送って祝電を伝達した。
トランプ大統領はこの日、面談後もツイッターを通じて「ロッテグループのシン会長がホワイトハウスを訪問したことを歓迎する。ルイジアナ州に韓国企業としては最大規模である31億ドルを投資し、数千人の雇用を創出した」とし、「韓国のように素敵なパートナー国は、米国経済がきわめて強く回復していることを知っている」とした。
ロッテは今後もルイジアナ州工場を基盤に現地の状況を考慮して、エチレン40万トンを追加生産する計画を持っており、ニューヨークパレスホテルのブランド地位が高まるにつれ、米国で委託運営ホテルの拡大などホテル業に対する投資も増やしていく計画だ。
ロッテは1991年にロッテ商事が初めて米国に進出して以来、アラバマ州エンジニアリングプラスチックの生産基地、ロッテニューヨークパレスホテル、グアム空港ロッテ免税店などを運営している。総投資規模は40億ドルを超え、毎年事業規模が拡大している。
トランプ大統領がロッテケミカルのルイジアナ州エチレン工場の竣工式に直接祝電を送ったことに続き、ホワイトハウスにシン会長を招待して破格の待遇を見せたのは、米国を製造業のメッカとして復活させようという「リショアリング（Reshoring）」政策を広報する良い機会だと判断したためとみられる。去る3月、SKイノベーションのジョージア電気自動車バッテリー工場起工式にウィルバー・ロス商務長官が出席したことに比べれば、米国政府のもてなしのレベルはいっそう高くなったわけだ。
シン会長の成功裏のホワイトハウス訪問には、トランプ大統領の最側近であるルドルフ・ジュリアーニ前ニューヨーク市長（75）の決定的な「幕裏の役割」もあったことが分かった。ジュリアーニ前市長はトランプ大統領の個人的な弁護士として活動し、ロシアスキャンダルではロバート・ミュラー特検の攻勢を防ぐために先頭に立った。頻繁にゴルフのラウンドを一緒にして、政策のアドバイスをする策士でもある。ワシントンの外交筋によると、今回の面談成功にはジュリアーニ前市長の役割が大きかった。
シン・ドンビン会長は青山学院大学経済学部を卒業し、米国で留学して1980年にコロンビア大学で経営学修士（MBA）の学位を受けた縁で米国側の人脈も厚い。
- 毎日経済＿ワシントン=シンホンチョル特派員／ソウル=イ・ハンナ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2019-05-14 18:11:10
