LG電子「12秒に1台ずつOLEDテレビを生産」


  • LG電子の従業員が亀尾所内の生産ラインで、LG製OLEDテレビの品質を検査している。 写真提供=LG電子



去る14日、慶尚北道亀尾市に位置したLG電子亀尾事業所A3工場。空中と地上でコンベアベルトが忙しく動きながら、オーレッド(OLED/有機発光ダイオード)パネルモジュールがすばやく投入された。 160メートルの長さの生産ラインで組み立て・品質検査・包装などの工程を経て、オーレッドテレビ一台が「さっと」作られるまでにかかる時間はわずか15分あまり。オーレッドテレビが製造される過程は思ったより簡単だ。自動化機械がメインモードとパワーボードなどの部品を装着して作業者が部品を接続すると、ロボットアームが最後の部品を付けることで組立工程は5分で終わる。品質検査工程は機械が自動的に進め、作業者は箱などに梱包を仕上げすることでテレビが完成する。

ほとんどの工程が自動化され、ラインごとに投入される人力は15人ほどにすぎない。「シグネチャオーレッドテレビ」などの高級モデルと、最初に生産された量産初品と一般のオーレッドテレビの20%ほどは、48時間以上の品質検査を経ることになる。初期量産品は168時間の一般的な検査に加えて、40度の高温で同じ検査を行う。

LG電子亀尾事業所はテレビの歴史の「産室」と呼ばれる。 1975年の竣工以来、45年めでテレビを生産してきたLG電子の主要な生産基地だ。ここで国内初の白黒テレビが生産され、世界初のオールレッドテレビが誕生した。現在はメキシコ、ポーランド、ロシアなどの8つのオールレッドテレビ海外生産工場が「マザーファクトリー」の役割を果たしている。すべての新モデルの生産過程が亀尾で検証を経て効率性を高め、全世界の工場に供給・伝播される。パク・グンヂクLG電子HE生産担当常務は、「LG電子テレビ事業革新の最先鋒として亀尾工場がある」とし、「今年の下半期に亀尾事業所で8Kオールレッドテレビとローラブルオールレッドテレビ、そしてLGシグネチャオールレッドテレビRを世界初で量産する計画だ」と明らかにした。


亀尾事業所に位置し、延べ面積12万6000平方メートル規模の3つのテレビ生産ラインは、モジュール化を通じてオーレッドとLCDの間での生産調整が可能だ。このうち2つの生産ラインで12秒に1台の割合でオーレッドテレビが生産される。 2013年は年間3600台に過ぎなかった亀尾事業所のオーレッドテレビの年間生産量は、今年に入って月2万台をはるかに超えた。 2013年に10ラインだったテレビプラットフォームは今年は6つに減らし、モジュールの数も既存の100個の半分に減らして生産効率も高めた。

LG電子が主導しているオーレッドテレビは生産初期の技術的な問題と品質に対する懸念を踏みこえて、グローバルなプレミアムテレビ市場での地位を固めている。市場調査機関のIHSマークィットによると、2013年の発売当時は4000台を下回ったオーレッドテレビの販売台数は今年360万台を記録し、2021年には1000万台を超えると予想される。

テレビ市場全体からオーレッドテレビのシェアは5.7%で、依然としてテレビ市場の主流はLCDが占めている。しかしLG電子を筆頭に、全世界の15社のテレビメーカーがOLED陣営に続々と合流し、5年以内に全世界のテレビ市場の売上げの10%以上をオーレッドテレビが占めるとLG電子は予想した。オーレッドテレビが発売された後の3~4年以内に普及が停滞する「キャズム(Chasm)」の第1次関門を越えたということだ。

2次関門は生産能力を大きくしてシェアを高める段階だ。 LG電子は生産するはしから販売されるように、2021年までにOLEDパネルの生産量を1000万台以上に引き上げてシェアを大幅に高めるという戦略を打ち出した。イ・ジョンソクLG電子マーケティングコミュニケーション担当常務は、「オーレッドテレビの販売台数はパネルの生産量と同じだが、現在は生産するはしから売れており、亀尾をはじめとする全世界のすべての工場をフル稼働している」とし、「LGディスプレイが2021年に坡州で10.5世代OLEDファブを稼働すると、オーレッドテレビのシェアは上昇するだろう」と強調した。
  • 毎日経済_亀尾=ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-05-15 19:38:05.0