ハンファエアロ、ロボットが24時間エンジン生産


  • 20日、世界的な航空エンジンメーカーの最先端エンジンにに使用される核心部品を製造するハンファ・エアロスペース昌原事業場で、労働者が航空機のエンジンを検収している。 写真提供=ハンファ・エアロスペース



ゼネラル・エレクトリック(GE)やプラット・アンド・ホイットニー(P&W)などの世界的な航空エンジンメーカーの最先端エンジンに使用される核心部品を製作するハンファ・エアロスペース昌原事業所。スマートファクトリとして構築されて、2016年から稼動に突入した1万1000平方メートル規模の新工場に入ると、無人搬送ロボット(AVG)が工場内を縫って工程に合わせて製品を移動させていた。

AVGが切削工程が終了したエンジン部品を次の工程に移すと、待機していた関節ロボットがエンジン部品の表面を一寸の誤差もなく精密に加工する。作業が完了するやいなやAVGが再び投入され、溶接や洗浄などの順序に合わせて次の作業場に製品を移動させる作業が繰り返された。

ハンファ・エアロスペースが1000億ウォンを投資して設立したエンジン部品のスマートファクトリー新工場では、自動組立ロボット、研磨ロボット、溶接ロボット、物流搬送ロボットなどの先端装備が80台あまりが作業者なしで、定められた工程に合わせて柔軟生産システム(FMS)によって24時間稼動している。

航空機の心臓も同様のエンジンに入る部品は、製造業の中でも最も要求の厳しいレベルの品質を要求するが、ここで製作される航空機のエンジン部品は最新の航空機エンジンの外部ケースとエンジン内部回転部に使用される超精密加工品で、最高水準の技術力を必要とする。ハンファ・エアロスペースは2016年に新工場に自動化ラインを構築し、米GE社の次世代エンジンのリーフ(LEAP)エンジン部品の生産を開始した。 2017年には米国のP&W社のGTFエンジンに搭載される一体型ローターブレード3種と、GEのリーフエンジン用ディスクの生産に突入するなど、先進航空機エンジンの高付加価値核心部品の生産を担当している。

新工場はすべての現場のデータを収集し、各工程の状態と製品の位置などを3次元システムでリアルタイム監視することができる「デジタルツイン」体制を整えた。航空エンジン部品は温度がわずか1度でも上昇すると、金属材料の微細な膨張で精密な組み立てが不可能だ。このためにハンファ・エアロスペースは、リアルタイム監視を通じて作業場の温度を21度に維持している。

ハンファ・エアロスペースのキム・サンギュン事業場長は、「航空機のエンジン部品は1400度以上の高温に耐えるニッケルやチタンなどの難削材料を精密加工する必要があり、製品によっては髪の毛の太さの100分の1の水準の単位での誤差まで管理しなければならない」とし、「このために各工程での機器ごとに、最大1秒に20回以上のデータを測定して収集する」と説明した。

ハンファ・エアロスペースは今後、蓄積されたデータを通じてスマートファクトリーを品質不良と偶発的設備異常を事前に予防する、人工知能(AI)の段階にまで発展させていく計画だ。ハンファ・エアロスペース昌原新工場は、航空分野では国内で初めて構築されたスマートファクトリで、ベンチマークのためにインドやベトナムなどの海外メーカーの訪問要請が絶えない。

ハンファ・エアロスペースはスマートファクトリーの構築で確保された製造競争力を土台に、P&Wの次世代エンジンの国際共同開発(RSP)事業に参加することにより、世界的な航空機エンジン製作会社の重要なパートナーとして認められた。世界的にRSPに参加できる航空機エンジンの部品社は10社未満に過ぎない。去る1月にはP&Wと今後40年にわたり17億ドル(約1兆9000億ウォン)規模の最先端航空機エンジン部品の供給権を獲得したりした。ハンファ・エアロスペースはこの5年間のあいだにGEとP&W、ロールスロイスなどの世界3大航空エンジンメーカーから受注した金額だけで21兆ウォンを超える。
  • 毎日経済_チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-05-20 17:59:41