トップ > 数字経済 > 経済 > DRAM価格、4ドル崩壊…韓国輸出に影響

DRAM価格、4ドル崩壊…韓国輸出に影響

サムスン電子の売上げ前四半期比で25%減少 

  • DRAM価格、4ドル崩壊…韓国輸出に影響

韓国の輸出の主力商品であるメモリー半導体(DRAM、NAND型フラッシュメモリ)価格の下落傾向が続いている。 31日のグローバル市場調査会社のDRAMエクスチェンジによると、DRAM価格(DDR4 8Gb固定取引価格)は1個3.75ドルで、4月(4.00ドル)に比べて6.25%下落した。今年に入って続いた二桁の急落から脱したものの、大幅な下落を続けながら4ドル台まで崩壊した。

過去最高だった昨年9月(8.19ドル)と比較すると、なんと54.2%も下落したわけだ。

USBメモリやメモリカードなどに使われるNAND型フラッシュメモリの価格(128Gb MLC固定取引価格)も、先月末(3.98ドル)よりも1.26%落ちた3.93ドルで、昨年12月から6ヶ月めの下落を免れなかった。

半導体需要と供給の不均衡が持続して業況が低迷している状況で、米・中貿易紛争という悪材料まで重なり、需要・減速がさらに加速する可能性も提起されている。 DRAMエクスチェンジは報告書で、「最近の米・中通商戦争がDRAM市場にも影響を及ぼしている」とし、「通商の葛藤が激化しつつ、今年の下半期のDRAM価格はさらに激しく揺れ動くだろう」と明らかにした。また「季節需要によって下半期のDRAM価格の下落幅は縮小するだろうというこれまでの見通しも、現時点では不透明だ」と分析した。

ファーウェイ社に対しては、「スマートフォンとサーバー用の出荷台数で2・4位の企業だけに、米国のファーウェイ制裁にともなうDRAM市場の影響は小さくない」と評価した。

半導体の供給過剰と米・中貿易紛争などの影響で、メモリー企業の業績不振も続いている。グローバル市場調査会社のIHSマークィットによると、需要の減少と在庫の増加によるメモリの価格暴落で、メモリ市場の第1四半期の総売上げは昨年の第4四半期との比較で25%減少した。この期間のDRAMの売上げは26.1%、NAND型フラッシュメモリの売上げは23.8%それぞれ減少した。

NAND型フラッシュメモリの場合、サムスン電子の売上げが前四半期比で25%減少し、SKハイニックスは第1四半期の売上げが前四半期比で35.5%減少し、「トップ5」企業の中で最も大幅に減少した。

サムスン電子は売上げ121億7100万ドルを上げて、インテル(157億8800万ドル)に次いで2位に上がったが、前年同期比では34.6%も急減した。 SKハイニックスは1年前よりも26.3%減の、売上げ59億6000万ドルで3位を記録した。サムスン電子、SKハイニックスとともに「メモリ3強」に選ばれる米国マイクロンも売り上げが22.5%減少した。
  • 毎日経済_ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-05-31 20:06:27




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア