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韓国「4月の経常収支が赤字」…政府初の公式言及


◆ 基準金利引き下げが可視圏に ◆

半導体など主力輸出品目の不振の流れの中で外国人配当が集中し、政府は4月の経常収支の赤字転換の可能性に公式に言及した。政府は31日、洪楠基(ホン・ナムギ)経済副総理兼企画財政部長官の主宰で関係長官間の非公式会議である「ノクシル会議」を開き、「4月の経常収支は小幅で赤字の可能性がある」と述べた。

実際に赤字を記録することになると、2012年5月から始まった経常収支の黒字が84ヶ月ぶりに崩れることになる。ただし「外国人配当が4月に支給されることから、特異な要因が作用した一時的な現象」だとし、「年間の経常収支は600億ドル以上の黒字を示すと予想される」と説明した。

企画財政部の非公開なノクシル会議の議論の結果を異例に公開して、「4月の経常収支の赤字可能性」に言及したのは、5日の韓国銀行の公式発表を控えて市場の影響を緩和するための意図と解釈される。

韓国のように対外依存度が高い小規模開放経済体制では、経常収支の赤字が市場に予想よりも大きい負のシグナルを与えることがありうるからだ。最近になって、対ドルでウォン安の流れを示しているという点も懸念される部分だ。

政府はまた、半導体の単価が下落して世界経済が鈍化しているだけに、5月も輸出が減少するだろうと診断した。

参加者らは「米・中貿易戦争などに格別の警戒心を持って、汎部処での輸出総力支援体制を強化する」と述べた。
  • 毎日経済_ソン・イルソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-05-31 19:41:04




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