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韓国、第1四半期の成長率-0.4%

一か月ぶりにさらに低く 

  • 韓国、第1四半期の成長率-0.4%

今年の第1四半期の実質国内総生産(GDP)は、前期との比較で0.4%(暫定値)減少したことが分かった。 4月末に発表した速報値(-0.3%)よりも0.1%ポイント下方修正されたものだ。

特に物価上昇が反映された名目GDPは前期比で0.8%減少し、20年ぶりに初めて2四半期連続でのマイナス成長を記録した。低物価現象が持続したためだ。

景気が鈍化する中で物価上昇に対する期待感さえもなくなれば、家計も企業でも金を使わないようになるという点で、わが国の経済が長期不況に陥ることがありうるという懸念が出されている。 韓国銀行は4日、第1四半期の実質GDP成長率は前期比で-0.4%(暫定値)を記録したと発表した。「世界金融危機」の時代だった2008年の第4四半期(-3.2%)以来で最も悪い成績だ。建設投資と輸出が速報値よりも下がり、-0.8%と-3.2%を記録した影響が大きかった。設備投資は-9.1%で上方修正されたが、これも約10年ぶりに最悪の記録だ。

韓国銀行は速報値を発表したときに、今年の成長率見通しを2.6%から2.5%に下げたことがある。しかし今回のマイナス成長ショックがさらに大きくなったことで、明らかに第2四半期に大きな反発がない限り、再度下方修正しなければならない状況に置かれた。

韓銀のパク・ヤンス経済統計局長は、「米・中貿易紛争が本格化する下方リスクがあり、さらに1~2ヶ月は見守らなければならないため、成長率見通しを修正するかどうかは7月までに待ってみたい」と語った。

第1四半期の名目GDP成長率は-0.8%を記録した。昨年の第4四半期(-0.3%)に続いて、連続でマイナスを記録したものだ。これは「IMF通貨危機」直後の1998年の第1~第2四半期以降で初めてだ。これは低物価状況が深刻だという傍証だ。
  • 毎日経済_イ・ユソプ記者/キム・ヨンジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-06-04 18:03:57




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