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韓ポスコ、ダボスフォーラムで「灯台工場」に選定


  • 韓ポスコ、ダボスフォーラムで「灯台工場」に選定

ポスコの「スマートファクトリー」は「世界経済フォーラム(World Economic Forum/ダボスフォーラム)」で、グローバルな製造業の未来をリードする「灯台工場(Lighthouse factory)」に選ばれた。ポスコはこれまで50年のあいだに蓄積された鉄鋼技術と人工知能(AI)などを組み合わせて、生産工程の革新を成し遂げたことから高得点を獲得した。韓国企業が灯台工場に名前をあげたのは今回が初めてだ。

世界経済フォーラムは1~3日、中国の大連で「2019夏季世界経済フォーラム」を開催し、ポスコを世界の灯台工場に選定して発表した。灯台が暗い夜空に火を照らして道案内するように、灯台工場はモノのインターネット(IoT)とAI(人口知能)やビッグデータなど、第4次産業革命の核心技術で世界の製造業の未来を革新的にリードしているスマートファクトリを意味する。

世界経済フォーラムは昨年から毎年2回ずつ、全世界の工場を審査して評価している。今回、ポスコなどのグローバル企業10社が灯台工場に新たに命名された。これら世界の灯台工場は既存の16ヶ所を含めて総26ヶ所に増えた。ポスコは、シーメンス、BMW、ジョンソン・アンド・ジョンソン、P&G、アラムコなど、第4次産業革命の技術を導入してコストと品質競争力を引き上げた灯台工場と肩を並べることになった。世界経済フォーラムは「ポスコは鉄鋼産業の生産性と品質向上のために人工知能技術を適用している」とし「大学や中小企業、スタートアップと協力生態系を構築し、相互協力を通じて鉄鋼産業固有のスマート工場プラットフォームも構築している」と灯台工場選定の背景を説明した。ポスコはスマートファクトリーの技術の中から、△スマート高炉、△CGL(Continuous Galvanizing Line/溶融亜鉛メッキ工場)メッキ量リアルタイム自動制御、△圧延荷重の自動振り分けなど、AI技術の適用事例を世界経済フォーラムで認められた。グローバルコンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニーは、現場訪問を経て関連技術を直接検証した。

崔正友(チェ・ヂョンウ)ポスコグループ会長は昨年、就任後1年の間にスマートファクトリの実現に力を注いできた。崔会長は「スマート技術をエコシステム全体に適用し、安全で世界最高の競争力を確固たるものにする」と強調している。また、「ともに発展する企業市民」という新しい経営理念に基づいて、ベンチャー企業、中小企業、協力社などの競争力向上のためのスマート工場の構築支援にも努力を傾けている。
  • 毎日経済_カン・ゲマン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-07-03 19:36:42




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