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現代建設、サウジで3兆受注…超大型プラント工事


  • 現代建設、サウジで3兆受注…超大型プラント工事

現代建設はサウジアラビアで3兆ウォン台の超大型プラント工事を獲得した。去る5月、イラクで3兆ウォン規模の超大型海水供給施設工事に続いての「受注ジャックポット」だ。先だって3兆ウォン規模のアラブ首長国連邦(UAE)バラカ原発に対する長期維持契約(LTMA)の入札で一括受注に失敗し、新規受注までが低調で海外建設の分野で危機感が大きくなった中で「恵みの雨」のようなニュースだ。

現代建設は10日、サウジアラビアの国営石油会社であるアラムコが発注したサウジアラビアマルジャン(Marjan)開発プログラムの「パッケージ6」と「パッケージ12」の工事を27億ドル(約3兆2000億ウォン)で受注し、9日(現地時間)に契約を締結したと明らかにした。

マルジャン開発プログラムは、サウジアラビア東部のダンマームから北西に25キロメートル離れたマルジャン区域の海上油田で生産するガス・原油を処理するガスプラント建設工事だ。

現代建設が受注した「パッケージ6」は原油とガスを分離処理する既存の工場に、1日30万バレルの分離作業ができる施設を追加で建設するものだ。「パッケージ12」は陸上のガス処理プラントに電力・用水など、工場運営に必要なユーティリティを提供する間接施設の工事だ。工事期間は着工後から41ヶ月ほどだ。

現代建設の関係者は、「アラムコが発注したウスマニアのエタン回収処理施設工事の技術と品質や工程など、すべての面で発注先の信頼を得て今回の工事を受注した」とし、「今年はカタール国立博物館やクウェートのシェイク・ジャービルコーズウェイ海上橋の成功裏の竣工と今回の受注の快挙は、建設業界全体に肯定的な活力素になるだろう」と述べた。

現代建設は昨年末、現代建設副会長に異動してきた鄭鎮行(チョン・ヂネン)副会長が大統領特使団とイラクを訪問するなどの積極的な受注活動を通じて、この5月にも3兆ウォン規模のイラクの超大型海水供給施設の工事を獲得した。今回は2年前に最高経営責任者(CEO)になったパク・トンウク社長の活躍が目立った。

パク社長は最高財務責任者(CFO)出身で、就任後は社の財務構造・実績改善などで少なくない成果を収めた。パク社長は先月の16~17日頃にサウジへ出張し、アラムコの上級副社長と最終契約を調整したことに続き、6月末にはサウジのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の訪韓時には青瓦台主催の昼食会に出席し、アラムコの社長と直接会って工事全体の最終的な合意を引き出したことが分かった。現代建設の関係者は、「会社のツートップであるCEOが従業員とともに足でまわって大型受注を成し遂げ、従業員の士気が大きく上昇した」と述べた。

海外建設業界によると、今年の上半期の海外建設受注額は前年比で32%減の119億ドルにとどまった。現代建設の今年の上半期の海外受注額は25億500万ドルだった。同じく現代自動車グループである現代エンジニアリングも12億6500万ドルにのぼる。両社の受注額を合わせると、上半期全体の国内企業の海外建設受注額の30%を超えるレベルだ。
  • 毎日経済_イ・ジヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-07-10 23:52:04




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