LG電子、世界初「8K LCDテレビ」本格出荷


  • LG電子の88インチOLED 8Kテレビ


LG電子は今月の中旬に、液晶表示装置(LCD)8Kテレビを国内市場に出荷する。LG電子は世界市場で唯一のLCDと有機発光ダイオード(OLED)テレビで8Kのラインナップを整えて、胎動し始めた8K市場の攻略に本格的に飛び込むという構想だ。

10日の電子業界によるとLG電子は早ければ今週、75型ナノセルLCDテレビ(スーパーウルトラHDテレビ)を国内市場に投入する予定だ。 LG電子は今月初めから、世界初でOLED(オーレッド)8Kテレビの国内販売に突入したが、これに加えて比較的価格の安い8K LCDテレビを追加発売し、シェアと底辺の拡大に速度を加えようとする布石とみられる。

LG電子は7月、韓国を皮切りに第3四半期から北米・欧州などに8Kテレビを拡大する予定だ。出庫価格は890万ウォンで、8Kオーレッドテレビ(出庫が5000万ウォン)に比べて安価だ。 8Kオーレッドテレビで高級市場を攻略し、8K LCDテレビで市場シェアを高めるという戦略だ。

どちらの製品も独自開発した「第2世代人工知能アルファ9 8K」を搭載し、画質とサウンドを自動で最適化する機能を備えている。オリジナル映像の画質を自動で分析した結果に基づいて、映像の中のノイズを最大6段階まで除去し、どんな映像を入力しても鮮やかな画質を示す。

8Kテレビ市場はサムスン電子がQLEDで昨年から8K製品を出荷し、コンテンツの確保と市場拡大が大きな課題としてあげられてきたが、LG電子が本格的に販売に乗り出すことによって、このような動きにも速度がつくものと思われる。サムスン電子とLG電子や日本・中国メーカーとの競争も激しくなる見通しだ。

「超高鮮明画質テレビ」と呼ばれる8Kテレビは、現在の主流製品である4K(画素数3840×2160)よりも画質が4倍鮮明で「夢の画質」として期待を集めている。グローバル市場調査会社のIHSマークィットによると、8Kテレビ市場の規模は今年の30万9000台から来年は142万8000台に、2022年には500万台以上に成長すると見られる。昨年、サムスン電子とシャープが8Kテレビを発売したが、今年はLG電子とソニーなども8Kテレビを発売した。下半期にはTCLとハイセンスなどの中国企業も8Kテレビの発売を予告している。

特に業界では来年、東京オリンピックを起点に8Kテレビ市場が大幅に成長すると見ている。業界の関係者は、「2020年東京オリンピックの8K生中継などを契機に、8Kに対する関心とコンテンツが大幅に増えると予想される」とし、「メーカーも2020年に合わせて製品ラインナップを備えている」と分析した。ただし、まだ8Kテレビで本格的に楽しめるコンテンツが不足しており、生態系も十分に備わっていない点が市場拡大の障害要因としてあげられている。
  • 毎日経済_ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-07-10 19:45:49