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YGエンター、ルイヴィトンに670億の投資返済


  • YGエンター、ルイヴィトンに670億の投資返済

YGエンターテイメントはグローバルブランド品会社のルイヴィトンモエヘネシー(LVMH)側に670億ウォンに達する投資返済を準備している。年初の所属歌手によるスキャンダルをはじめとして、税務調査に続きヤン・ヒョンソク代表(写真)の不正疑惑など悪材料が相次いで爆発し、株価が半年のあいだに40%以上も落ちた点が決定的な影響を与えたと伝えられた。

11日の投資銀行(IB)業界によるとYGエンターテイメントは最近、LVMHグループ系列の投資会社であるグレートワールドミュージックインベストメント(Great World Music Investment)に対する切り替え償還優先株(RCPS)の満期が約100日後に迫ってくることから資金作業に入ったことが分かった。 RCPSは投資家が特定の時点で普通株に転換したり、投資を取り戻すことができるように投資する方法だ。

YGエンターテイメントは2014年10月、ルイヴィトン側から総610億5000万ウォン相当の投資を受け、5年後の今年の10月16日を基点に株式転換または現金償還を約束した。株式の数は135万9688株に達し、転換価額は4万4900ウォンだ。もしもルイヴィトン側が株式転換を選択せずに投資償還を要求すると、年2%の利息を加えた約670億ウォンをYGエンターテイメントが返済しなければならない。

IB業界によると、YGエンターテイメント側は株価が継続して下降する傾向を免れない中で、ルイヴィトン側に意思を打診した結果、株式転換ではなく投資返済要求に傾いたという。ルイヴィトンの立場でも、YGエンターテイメントの株価が一株当たり5万ウォンや6万ウォンなど転換価額よりも高い場合は4万4900ウォンで実行すると利益が発生する構造だが、それよりも低い価格で実行すると損をする構造だからだ。ルイヴィトンの経営陣が損害を甘受してでも株式転換を選択すると、ややもすると背任罪が形成されるために返済の要求は事実上、時間の問題だというのが実情だ。

IB業界の関係者は、「YGエンターテイメント側は10月にルイヴィトン側の投資610億ウォンが満期となる状況で、年初から予想外の悪材料が勃発して投資資金の処理方法に苦心してきた」とし、「株価が短期間に急上昇する可能性も減り、自社資金を動員して投資資金を返済することに決めた」とし、「ルイヴィトン側が返済を正式に要請するレターも慣例上、早ければ今月末あるいは来月に到着するとみられる」と説明した。

最も決定的な打撃はやはり、いわゆる「バーニングサンゲート」と呼ばれる芸能界スキャンダルにYGエンターテイメントが結びついた点だった。

今年1月、事件が起きる前は5万ウォンに迫っていた株価は、年間を通じて下降傾向を免れずにいる。今月に入ってから3万ウォンの下にまで落ちた。この日のコスダック市場では、前日比で1250ウォン(4.37%)上がった2万9850ウォンで取引きを終えた。 YGエンターテイメントは来る10月にルイヴィトン側に670億ウォンを返済しても、ただちに資金難の懸念までにはないものと伝えられた。
  • 毎日経済_チン・ヨンテ記者] | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-07-11 20:04:54




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