トップ > 数字経済 > 企業 > サムスン電子「8Kテレビ」同盟が規模倍増

サムスン電子「8Kテレビ」同盟が規模倍増


  • サムスン電子「8Kテレビ」同盟が規模倍増
  • サムスン電子のモデルが98インチQLED 8Kテレビの前でポーズを取っている。 写真提供=サムスン電子



サムスン電子はグローバルばテレビ・ディスプレイメーカーとの協力を拡大し、「8Kテレビの普及」のための広範な動きを続けている。

サムスン電子はまだ底辺が広くない8K生態系を拡張するために、今年の初めに日パナソニックや中ハイセンス、中TCLなどとともに8K協議体である「8Kアソシエーション」を構築し、技術協力やコンテンツの確保などを推進してきたが、参加社は6ヶ月で2倍になったことが確認された。サムスン電子を主軸にした 「8K同盟軍」が急速に勢力を広げ、最近はLG電子をはじめ日ソニーやTCLなど、日本・中国の企業までが8K市場に本格的に加勢し、8K市場の拡大にもいよいよ速度が付く見通しだ。

17日の電子業界によると、サムスン電子が主導している「8Kアソシエーション」に5つの企業が追加で合流した。参加企業がわずか6ヶ月のあいだに2倍に増えた。

サムスン電子は今年の初め、日本のパナソニックや中国のハイセンス、TCLなどのグローバルなテレビメーカーをはじめ、台湾のパネルメーカーAUOなどとともに8K連合を構成した後、8K生態系の拡散に力を入れてきた。サムスン電子とシャープなどが次々と8Kテレビの新製品を出しているが、これを支援するだけのコンテンツ・エコシステムが不足しているとの指摘が相次ぐやいなや、これを克服するためにテレビメーカーが力を合わせて推進したわけだ。

サムスン電子の関係者は、「8K連合に5社が追加で参加したことはそのとおりだ」と言いながらも、「参加企業を明らかにすることはできない」と語った。業界では今回合流した会社を、ディスプレイパネルの生産者とシステムオンチップ(SoC)を生産する半導体メーカーだろうと推定している。

協議体に参加している10社は、8K生態系の拡大を最優先目標としている。このために各企業は仕様の確立と、システム体系化への協力などを集中的に議論していることが分かった。 8K規格の信頼性を確保してハードウェアの底辺を広げ、8Kテレビの安定した市場安着と大衆化をリードするという戦略だ。

サムスン電子は「8K超高解像度」大画面に最適化された専用の半導体(ディスプレイ駆動半導体)を開発するなど、8Kの生態系拡散に乗り出した。 8Kテレビが続々と発売されているが、生態系の底辺が広くないという判断から専用の半導体を開発し、競合他社にも販売する「拡散戦略」を張っているわけだ。

テレビメーカーだけでなく、ネットフリックスやアマゾンなどのコンテンツ・プラットフォーム企業も追加で参加させることが8K協議体の長期的な目標だ。 8Kテレビは現在、主流製品である4K(画素数3840×2160)よりも画質が4倍鮮明な「夢の画質」として期待を集めているが、まだ8Kテレビでしっかり楽しめるコンテンツが不足している点が市場拡大の障害要素としてあげられてきた。

グローバル市場調査会社のIHSマークィットによると、8Kテレビの市場規模は今年の21万5000台から来年は142万8000台、2022年には500万台以上に成長する見込みだ。

8Kテレビが市場に本格的に安着する2021~2022年ごろに、プレミアム市場の最大の激戦地は8Kテレビになると予想される。特に業界では来年、東京オリンピックを起点に8Kテレビ市場が大幅に成長すると見ている。サムスン電子のほか、LG電子が最近になって8K製品を発売し、ソニーやファーウェイ、ハイセンス、TCLなどの日本・中国の各企業も今年は8Kテレビ市場に参入するだろうと見込まれる。
  • 毎日経済_ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-07-17 17:27:58




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア