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サムスン電子製QLEDテレビ…上半期200万台突破

ソニーやLG電子などの追撃おさえて 

  • サムスン電子製QLEDテレビ…上半期200万台突破
  • QLEDテレビの販売好調


サムスン電子が主導する量子ドット発光ダイオード(QLED)テレビのグローバルな販売が急速に伸びている。業界では今年の第2四半期、サムスン電子QLED テレビの販売量は、過去最大を記録した昨年の第4四半期を超えるだろうという見通しが出ている。商品サイズからスペックまでラインナップを多様化した戦略が功を奏し、有機発光ダイオード(OLED)陣営の攻勢と中国テレビメーカーの追撃を抑えているという評価だ。

21日の業界によると、第2四半期のサムスン電子QLEDテレビの販売量だけで100万台を軽くこえて、過去最高を記録した昨年の第4四半期(110万台)を超えたという予想が出ている。

これにより今年上半期のQLEDテレビの販売台数は200万台を上回るものと見えるが、これは昨年上半期(92万台)と比較したときに2倍以上の大幅に増える数字だ。市場調査会社のIHSマークィットは今年第2四半期の世界テレビ市場でQLEDテレビが97万台販売されたものと見たが、業界では実際の販売量はこれまでの予測値を上回ったと見ている。 QLEDテレビ市場はサムスン電子がシェア98%で、事実上独占している。

QLEDテレビの販売好調の理由は、サムスン電子のラインナップの多様化戦略が功を奏したという分析が出ている。サムスン電子製QLEDテレビのグローバルラインナップを見ると、43インチから98インチ製品までの8つのサイズで計24種(4K・8K)の製品を発売した。価格帯も200万ウォン台の55インチ製品から、7000万(98インチ製品)までさまざまだ。プレミアム市場ではソニーとLG電子などと競争しつつ、中国企業の主力である中低価格市場まですべてを攻略し「二匹のウサギ」を捕まえるのがサムスンの戦略だ。

サムスン電子のQLEDラインナップ拡大戦略は、販売量の増加にそのまま続いている。 IHSマークィットによるとQLEDテレビ全体の販売のうち、1000ドル以下の製品が占める割合は昨年の5.2%台から今年の第2四半期には14.6%まで高まったと見られる。
  • 毎日経済_ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-07-21 22:10:54




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