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起亜自もウォン安で営業利益71%急騰


現代自動車に続きいて起亜自動車も第2四半期の友好的な為替環境などにより、上半期の業績改善に成功した。

起亜自動車は23日、上半期の業績を集計した結果、売上高は26兆9510億ウォンで昨年上半期よりも1.2%増加したと発表した。同じ期間の営業利益は1兆1277億ウォンで前年同期比で71.3%増加し、当期純利益も1兆1545億ウォンで51.1%上昇した。同社の関係者は、「上半期全体の完成車販売台数は135万2629台で、前年同期比で2.4%減したにもかかわらず、SUVの新車効果とウォン安が著しく実績反騰が行われた」と述べた。

特に北米市場で現代自動車「パリセード」に先立って発売した大型SUVの「テルライド(Telluride)」(写真)の善戦が目立った。テルライドを筆頭に、起亜自動車は上半期に米国市場で前年同期比2.3%増の38万3192台を販売することに成功した。同社は当初の予想よりもテルライドの現地販売の流れが拡大していると判断して、年内に生産量の拡大措置に乗り出すことにした。

起亜自動車はこの日の経営実績カンファレンスコールで、「市場の需要に対応するため、ジョージア州の工場の生産能力を増設することを決定した」とし、「当初の計画よりも早い時点で年内施行する予定だ」と明らかにした。同社が当初計画したジョージア工場の年間生産能力は約6万4000台レベルだが、これを8万台以上に引き上げるという考えだ。

問題はますます苦しくなる国内販売実績だ。上半期の国内販売は24万2870台で、前年同期比で9.3%減少した。兄に当たる現代自動車がパリセードやソナタなどの新車発売で上半期の大型SUVと中型セダン市場を掌握したことで、起亜自動車の立地はより狭くなった。

これに対して、起亜自動車は下半期にさまざまな部分変更や新車モデルを投入し、確実な反騰を見せると意気込んでいる。最近発売された準大型セダン「K7」のフェイスリフトモデルと新規小型SUVの「セルトス」に続いて、9月にはプレミアム大型SUVの元祖格「モハーベ(Mohave)」のフェイスリフトモデルを出す計画だ。

いちばんの頭痛の種である中国市場については、より「長い呼吸」を強調した。上半期の中国自動車市場は前年同期比で9.5%減少した。起亜自動車もこのような構造敵環境の影響で16万3000台の販売にとどまり、前年同期比で3.4%減少した。同社は内燃機関車のラインナップを電気自動車などのエコカーを中心に転換し、2022年までにブランドや商品・価格戦略などすべての面で根本的な体質改善を推進する方針だ。
  • 毎経_イ・ジェチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-07-23 17:53:54




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