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SKイノベーション、第2四半期の営業利益が大幅ダウン

前年同期との比較で46% 

SKイノベーションは26日、この第2四半期は連結基準で売上げ13兆1036億ウォンと、営業利益4975億ウォンの実績を記録したと公示した。

前年同期比での売り上げと営業利益は、それぞれ2.5%と41.6%減少した。同じ期間の当期純利益は67%減の1690億ウォンを残した。ただし直前の四半期と比較すると売上げと営業利益は2%と50.3%増加した。

逆マージンに近い精製マージン、域内の化学製品供給の増加とグローバルな貿易紛争にともなう需要減少による経営環境の悪化にも拘わらず、精油と非精油部門のポートフォリオに基づいて市場の予想を超える実績を記録したと会社側は強調した。

石油事業部門は2793億ウォンの営業利益を達成した。不安定な国際情勢に起因する原油価格の変動を最小限に抑えるために原油の導入先を多様化し、原油の需給を最適化してグローバル市場での販売量増加の努力を傾けた結果だとSKイノベーションは自評した。

化学事業部門はパラキシレン(PX)市況の悪化にもかかわらず、第2四半期の全体の営業利益の約37%に相当する1845億ウォンの営業利益を残した。

潤滑油事業部門はグローバルマーケティングの強化で、前期よりも改善された782億ウォンの営業利益を記録した。

石油開発事業は運用コスト削減にもかかわらず、第2四半期中に行われた「ペルー56鉱区」の定期保守およびガス価格の下落などの影響で、営業利益は前期比で44億円減の510億ウォンと出た。

バッテリー事業の営業損失規模は671億ウォンだ。在庫関連損失の減少と運用コストの削減の影響で、前四半期比で198億ウォンが改善された。

素材事業は顧客社の生産スケジュールの一時変動によるLiBS販売量の減少で、営業利益が前期比で32億ウォン減少して273億ウォンを記録した。

下半期は船舶の排出ガスに含まれている硫黄酸化物の含有量を減らすように規制を強化したIMO2020の施行を控え、テスト用の低硫黄燃料油需要の増加などによる精製マージンが拡大されると会社側は期待した。

特にSKイノベーションの石油製品輸出取引専門の子会社であるSKトレードインターナショナルはIMO2020に備え、域内で最大の低硫黄燃料油の供給を目指して先制対応しており、精製マージンの改善効果を最も大きく受けると思われる。

SKイノベーションの石油事業子会社であるSKエネルギーが蔚山CLXに建設中の減圧残渣油脱硫設備(VRDS)も来年上半期に完成が予定されており、SKイノベーションはIMO2020施行の恩恵を期待している。

SKイノベーションのキム・ジュン社長は「第2四半期の厳しい経営環境の中でも、先制的な事業ポートフォリオ多様化の努力で事業が安定性を記録し、会社は業界内の差別化された実績を達成することができた」とし、「バッテリーと素材など、将来の有望事業に対する投資を土台に信頼性の高い実績を継続して創出できるポートフォリオの多様化を堅く実践していくつもりだ」と語った。

SKイノベーションはこの日に理事会を開き、一株当たり1600ウォンの現金中間配当を議決した。今回の中間配当は、去る2017年に最初に施行して以来で3年連続だ。株の中間配当金は昨年と同じで、昨年の一株あたり全体の配当金8000ウォンの20%に相当する規模だ。中間配当総額は1411億ウォンだ。
  • 毎日経済デジタルニュース局_ハン・ギョンウ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-07-26 17:09:00




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