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SK、中国の農食品会社に2200億の「賭け」


SKグループは国内の私募ファンド(PEF)と手を組んで、中国の農食品会社に投資する。成長潜在力が高い現地企業との協力関係を継続するためだ。 SKグループは昨年、中国のベンチャーキャピタルが組成したファンドにも資金を出資するなど、中国市場での動きを広げている。

1日の投資銀行(IB)業界によると、SKグループはさいきん中国のジョイビオグループ(Joyvio Group)に対して株式出資することを決定した。

ジョイビオ株14%を約1億8800万ドル(約2200億ウォン)で買収する計画であり、国内の大規模PEFも一緒に参加する。 SKグループは買収代金の半分ほどを金融会社から調達する予定だ。ある外資系銀行が投資を確約した状態だとし、取引は早ければ今月末に終結するものと思われる。

ジョイビオは中国1位のコンピュータメーカー、レノボの親会社であるレジェンドホールディングス(Legend Holdings)が2012年に設立した。グループでは農業分野を担当しており、良質の食品・果物と飲料製品で名声を轟かせた。中国最大規模のブルーベリー生産者であり、キウイ栽培会社でもある。チリと豪州に所在するグローバルなフルーツ・野菜企業との戦略的提携をするなど、社の勢いを着実に大きくしている。

SKグループは中国の農食品部門の可能性に注目して投資を決定した。中国人の消費パターンが健康に食べることに変わっており、いわゆる「ウェルネスフード」の需要が大きくなる状況だ。取引きに精通した関係者は、「中国現地で関連する市場規模は毎年20~30%ずつ成長している」とし、「ベトナムのビン(Vin)グループ(Vingroup)とマサン(MASAN)グループに対する投資に比べて規模は小さいが、SKが農食品に注目するということを示す事例」だと評価した。

今回の投資でSKグループと中国屈指の企業レジェンドホールディングスの関係も、よりいっそう強固になる見通しだ。昨年、SKグループはレジェンドホールディングスの投資会社であるレジェンドキャピタルが造成した6億ドル(約7100億ウォン)規模のファンドに約半分を投資した。ベンチャーキャピタル出資者(LP)をこえて、グループ会社の株主として直接名前を上げることにしたものだ。

一方、SKグループはアジア地域での投資機会を絶えず探している。海外市場での成長動力を見つけることは崔泰源(チェ・テウォン)会長の持論による動きだ。 SKは昨年、ベトナムの民営企業第2位のマサングループに投資しており、今年の上半期には民営企業1位のビングループへ株式を出資した。
  • 毎日経済_カン・ウソク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-08-01 18:21:23




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