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サムスン電子「制裁続けば打撃」…初めて言及


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高東真(コ・ドンヂン)サムスン電子IM部門長(社長、写真)は7日(現地時間)、「社長になってから一度も従業員に来年は危機だとは言わなかったが、今年末になると慎重に話をしなければならないかと考えてている」と述べた。

高社長はこの日、米ニューヨークのブルックリンで行われたギャラクシーノート10アンパックイベントの後、記者らと懇談会を開いて「世界経済の低迷、米・中貿易紛争による直接または間接の影響、日本の問題などで一寸先を見通すのは難しい」と述べた。韓国に対する日本の輸出規制はギャラクシーノート10やギャラクシーフォールド製品など、下半期の新製品出荷に及ぼす影響について、高社長は「スマートフォンは全く問題がないと言うことはできない」と答えた。彼は続けて「(部品の物量が)3~4ヶ月分は用意されているが、それ以上続く場合はかなり難しくなりうる」とし、「(事態が)3~4カ月以上と長期化すれば影響がないことは言えない」と説明説明した。

最近、高まっている米・中貿易戦争と日本の輸出規制などの対外環境もそうだが、国内問題も不確実性を大きくしていると高社長は指摘した。彼は「労働環境などの国内問題だけ見ても、複雑なものが多い」と話した。具体的な言及を避けたが、週52時間勤務制の施行などによる混乱の問題を指摘したものと思われる。高社長は不確実な環境に対して、「先週と今週は異なり、朝に出た話が午後に変わる」と説明した。しかし高社長は「大変なのは事実だが、良い製品や適切な製品、楽しいユーザー体験で顧客に近づこうと従業員に強調している」とし、「いくら難しくても湧き出る穴はある。私たちはうまくいけば顧客が認めてくれるだろうという信念を持って最善を尽くした」と強調した。

ギャラクシーノート10をはじめとするプレミアムスマートフォン市場が世界的にマイナス成長する状況については、「上半期の米国だけで8%マイナス成長したが、これらの市場の低迷を克服することができるのが第5世代(5G)移動通信」だとし、「韓国は4月4日に世界初で開通してから100日にもならずに100万台、今はサムスンギャラクシーS10 5Gだけでも170万台が売れた。一歩遅れてサービスを開始した米国や欧州などを合わせると約220万台」だと述べた。

いまプレミアムスマートフォン市場が停滞する理由の一つは、消費者がスマートフォンを長く使用するためだが、5Gネットワークが普及するほど、LTE以上に端末の需要が増えるだろうと高社長は予想した。

来月に発売する予定のギャラクシーフォールドに対しては、欠陥問題以後に出荷日程まで胸をやきもきさせた本音を打ち明けた。高社長はギャラクシーフォールドに対する質問を受けると深いため息とともに、「胸を開いてみると、真っ黒になっている様子が見えるようだ」とし、「新たな技術革新を試みた時は、わからなかったことがたくさん出てくるようだ」と語った。

続いて高社長は「4月に初めて発売を計画したとき、100万台ほどを準備したが、発売日程が変更された後は一部減らして100万台に満たない」とし、「今年は韓国を含めて20カ国以上に、数量限定で発売される予定だ」と説明した。
  • 毎日経済_ニューヨーク=チャン・ヨンスン特派員 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-08-08 21:31:04




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