LGイノテック「トリプルカメラ」で最大実績に挑戦



LGイノテックはスマートフォンにカメラを複数装着する「マルチカメラ」のトレンドによる光学ソリューション事業部の好実績を前面に出して、今年の第3四半期には四半期ベースで最大の業績に挑戦する。グローバルスマートフォンのカメラ市場における技術優位性を土台に主導権を拡大し、3次元(3D)モジュールなどの次世代スマートフォンの核心部品分野で市場をリードする方針だ。

13日の業界によると、LGイノテックは来月発売される予定のアップル製「iPhone 11」の新製品に注力サプライヤとして、スマートフォンの背面カメラを供給する予定だ。特にアップルが今回の新製品で、iPhoneシリーズ初で背面に3つのカメラを搭載した「トリプルカメラ」を搭載することが知られて、LGイノテックの実績に対する期待感も高まっている。業界ではiPhone 11の新製品3種のうち、2つの製品にトリプルカメラが搭載される可能性が大きいと見ている。

  • 高額部門の売り上げ推移


金融投資業界では、LGイノテックが第3四半期に売上げ2兆3544億ウォンと営業利益1417億ウォンをそれぞれ記録すると予想する。この予測値は、この3四半期で最大の実績をあげた昨年の営業利益(1297億ウォン)よりも約9.2%増加した数値で、記録更新が有力視される。

一部では為替レートの効果に力づけられて、見通しを大きく上回る1600億ウォン台の「カムチャク(びっくり)実績」を出すだろうという分析も出た。

全世界のスマートフォン市場は、ユーザーらの製品交換サイクルが長くなったうえに、米国と中国の貿易紛争が長期化し鈍化している。それでも全体的なスマートフォン仕様の高度化の傾向でカメラ機能が強化され、LGイノテックなどのスマートフォンカメラメーカーには平均販売単価の上昇という機会要因として作用している。

証券業界では、トリプルカメラの平均販売単価はカメラが2つ付いたデュアルカメラに比べて約50%高いと分析した。アップルだけでなく、LG電子の「Gシリーズ」と「Vシリーズ」などのフラッグシップスマートフォンにもトリプルカメラを供給するなど、優良供給先を確保していることもLGイノテックの強みだ。

LGイノテックは差別化された技術を生かした高付加価値の新製品を開発し、新技術を先行提案して顧客の多様化する戦略的光学ソリューション事業の競争力を向上している。第2四半期にLGイノテックが販売したカメラモジュールのうち、1200万画素以上の高画素製品が全体の93%を占めるほど、高級製品に注力している。

業界関係者は、「全体的なスマートフォンのカメラモジュールの需要停滞にもかかわらず、ハイスペックモジュールの需要増加が業績改善を主導するだろう」と述べた。

業界によると、チョン・チョルドンLGイノテック社長(写真)は最近、従業員に第4次産業革命をリードする企業としての役割を強調したものと伝えられた。 LGイノテックの各事業部で生産される主な次世代製品は、第5世代(5G)移動通信、自律走行、モバイル、ディスプレイなどの第4次産業分野で重要な役割を担うことができる。

LGイノテックは、スマートフォンのカメラに続く光学ソリューション事業部の次世代コア製品として、飛行時間距離測定(ToF)3Dセンシングモジュール事業に力を入れている。この製品はスマートフォンの前面部に搭載されて、光の反射を介して対象物の立体感や空間情報、動きなどを認識する最尖端センシング部品で、iPhoneにもLGイノテックの製品が搭載されることが分かった。

このモジュールを活用すれば生体認証や動作認識、拡張現実(AR)と仮想現実(バーチャルリアリティ/VR)の実現が可能なため、4次産業分野の拡大とともに市場の見通しもかなり明るい。

市場調査会社であるヨール・デベロップメント(Yole Developpement)によると、世界的な3D画像処理・センシング装置の市場規模は2022年90億ドル(約11兆ウォン)まで膨張すると予想される。
  • 毎日経済_チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-08-13 19:05:12