サムスン電子の「8K協議体」…コンテンツプロバイダ初参加


  • 8Kテレビの世界市場の規模


サムスン電子が8K(4K/UHDの4倍の解像度)テレビコンテンツの拡散のために主導している「8K協議体(アソシエーション)」にコンテンツプロバイダが初めて参加した。また、モバイルに精通しているミレニアル世代(1980年代初頭~2000年代初頭生まれ)の好みやデザインを重視する需要層を狙って、博物館・展示場などとコラボレーションした「芸術のマーケティング」を積極的に推進している。昨年の上半期に比べて2倍以上売れると予想される「量子ドット有機発光ダイオード(QD-OLED)」を基盤に世界テレビ市場攻略が成果を収める、生態系の拡大と文化マーケティングなどで市場支配力をさらに高めようとする試みとして解釈される。

19日の電子業界によると、サムスン電子が主導している8K協議体にLewis Pictures(ルイス・ピクチャーズ)、アストロデザイン、サムスンディスプレイなど3つの企業が追加で合流した。

これによって8K協議体のメンバーはこれまでの10社から13社に増えた。 8K協議体は今年初め、サムスン電子の主導でパナソニックやハイセンスなどが参加して設立された民間協力機構だ。 8Kと関連技術の標準化議論、技術・コンテンツ・プラットフォーム・生態系の拡散などを目標としている。特に8K市場の急速な成長のためには技術の拡散だけでなくコンテンツが増えなければならないことから、8K協議体はネットフリックスやアマゾンなどのコンテンツ・プラットフォーム企業を会員に勧誘するために中・長期の目標を置いている。今回合流したルイス・ピクチャーズは国内コンテンツ企業として、主要な映画の製作に参加したことがある。アストロデザインはカメラやモニターなどの機器関連企業だ。コンテンツプロバイダが8K協議体に参加するのは今回が初めてだ。市場調査会社のIHSマークィットによると、8Kテレビ市場の規模は今年の30万9000台から来年は142万8000台に、2022年には504万6000台に成長すると予想される。

サムスン電子は「ザフレーム」「ザセロ」などでミレニアル世代を狙う「カスタムテレビ」でも市場支配力を大きくしている。特にこの部門では文化マーケティングを通じて認知度を高めている。サムスン電子は最近、ザフレームと関連して米サンフランシスコに本社を置く文房具・インテリア・アート専門のオンラインマーケットプレイス「Minted(ミンテッド)」と革新コラボレーション契約を結んだ。ザフレームは「アートモード」機能を活用し、テレビを視聴していないときは美術作品や写真をスクリーンに表示して額縁のように活用できるテレビシリーズで2017年に出荷された。

2007年に創業したミンテッドは消費者を製品の製造・販売に参加させ、3億ドル以上の投資を誘致した。最近は芸術作品やインテリアなどに事業領域を拡大している。サムスン電子とミンテッドは今回の契約により、ザフレームのオンラインアートストアにアーティスト21人の作品23点を紹介することにした。月に4.99ドルを支払えばすべての作品を鑑賞することができ、個々の作品を19.99ドルで永久所蔵することができる。

サムスン電子はQLEDで大型テレビやライフスタイルに合わせた製品などの販売を増やし、プレミアム市場の主導権を強化している。サムスン電子QLEDテレビは昨年上半期に87万台ほどが売れたが、今年の上半期には200万台以上売れただろうと業界は見ている。同じ期間のサムスン電子のテレビ販売で、QLEDが占める割合は5%から10%以上に高まったことが分かった。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-08-19 17:37:38