「韓国株」買い越しに転じた外国人投資家

ハイニックス株とサムスン電気株が人気 

  • 買い越しに向かう外国人


外国人がここ二日連続で韓国証券市場で「買い」に乗り出した。米・中貿易紛争と香港デモなど対外不安定性が緩和されたおかげだ。先月、コスピのみで2兆2000億ウォンを超える資金を抜いて行った外国人が久しぶりに買い越しを示しながら、彼らが買い入れた銘柄に関心が集まっている。

8日の韓国取引所によると、今月に入って外国人の資金が最も多く流入した銘柄はサムスン電子とならんで韓国の半導体二頭馬車に選ばれる「SKハイニックス」だ。

  • 9月の外国人人気銘柄


今月に入って6日までに、外国人はサムスン電子には普通株の売り越しと優先株の買い越しで対応し、はっきりした売買傾向を示さなかった。一方、今月に入ってSKハイニックス株は1388億ウォンぶんを大量に買い集めた。業界ではSKハイニックスの半導体事業に対する比重がサムスン電子よりも高く、このような現象が現れたものと見ている。最近起きている半導体業況の改善に対する期待が、SKハイニックスに大きく反映されたという説明だ。 SKハイニックスの株価は6月中旬に6万ウォン台前半まで落ちた後、緩やかな上昇カーブを描いている。メモリー半導体の価格が回復するという期待感が、SKハイニックス株価を引き上げているという分析だ。業界ではメモリー半導体市場が5G機器の使用拡大、データセンターサーバへの投資の増加などの世界的な需要増加に支えられ、今年の下半期から来年初めに回復するものと見ている。米・中の高官級による交渉と香港の送還法撤回など、マクロな環境の改善も半導体需要の回復を支持する要因だ。ハナ金融投資のキム・ギョンミン研究員は、「いまはNAND型メモリ価格とDRAM価格、出荷量、輸出指標などを見るとき、改善速度は遅いが業況回復の方向性は明らかだ」と予想した。

今月、外国人の買い越しが2番目に多く集まった銘柄は「サムスン電気」だ。去る6日の時点でサムスン電気の時価総額は7兆2602億ウォンで、有価証券市場の時価総額順位37位という点を勘案すれば、最近の外国人による買い集中が目立つ。時価総額の割合どおりに資金を配分するパッシブ買いに加え、その銘柄の株価上昇の可能性を高く評価する視点を持つアクティブ買いが相当分流入したものだ。

外国人は今月に入ってサムスン電気株を総1270億ウォン買い越した。この期間に機関投資家も、一緒に買いに乗り出した。サムスン電気の主力製品である積層セラミックコンデンサ(MLCC)の業況が底を控えているという分析が出され、向後は収益性改善の可能性が浮き彫りになった影響とみられる。

去る4月中旬から長いあいだ下方曲線を描いてきたサムスン電気の株価は、先月7日には年低点である8万4100ウォンまで落ちた。昨年の高点である16万6000ウォンと比較すると半分の水準だ。 MLCC需要の回復遅れで不振な成績表を受け取った影響で弱気を見せた。今年の第2四半期のサムスン電気の営業利益は前年同期比で29.8%減少した。

しかし最近になってMLCCの業況が来年上半期まで続くだろうという観測が出てきて、先取り買いが集まった。今年の下半期は業績の反発達成は難しいが、非主力事業の売却、来年の自動車用MLCC工場の稼動などを勘案すれば、今年の下半期は業績が底を記録することになるというのが業界の憶測だ。ハイ投資証券のコ・ウィヨン研究員は「サムスン電気コンポーネントソリューション事業部の売上高の前年同期比での成長率と株価純資産比率(PBR)は高い相関関係をおびているが、この部門の売上高のマイナス成長が最も大きい時期がまさに第3四半期」だと説明した。
  • 毎日経済_ホン・ヘジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-09-08 19:34:40