トップ > 数字経済 > 企業 > 現代重、サウジにタンカーの設計技術輸出

現代重、サウジにタンカーの設計技術輸出


現代重工業はサウジアラビアの合弁造船所であるIMIに超大型タンカー(VLCC)の設計技術を販売する。1971年に英国企業からVLCCの設計図面を賃借して初めて船を建造した現代重工業が、半世紀ぶりに設計技術の輸出企業に跳躍した。

現代重工業は17日、アラブ首長国連邦(UAE)のインターコンチネンタル・ドバイホテルでIMIとVLCC図面のライセンス契約をさいきん結んだと明らかにした。

IMIは現代重工業グループの中間持株会社である韓国造船海洋、サウジアラビアの国営石油会社Saudi Aramco(アラムコ)、サウジ国営海運会社Bahri(バフリ)、UAEの掘削設備会社Lamprell(ランプレル)などが投資した合弁会社だ。2020年までにサウジアラビア東部のラスアルヘア地域に船舶・海洋プラント、エンジンなどを製造できる超大型造船所の建設を進めている。韓国造船海洋は今年6月、IMIの保有株式を既存の10%から20%に増やすことに合意している。この日の契約式には、パク・スンヨン現代重工業船舶海洋営業本部長(副社長)、IMIのFathi K. Al-Saleem(ファティ・アルサリム)代表、バフリのアブドゥッラー・アルドバイヒ代表などが参加した。

現代重工業は今回のライセンス契約でIMIにVLCCの基本・詳細設計図面と設計支援、技術コンサルティングなどの設計全般のノウハウを提供する計画だ。これによって現代重工業は、IMIで今後建造するVLCCの1隻当たりロイヤリティを受け取ることになる。

現代重工業は1971年末、英国Scott Lithgow(スコット・リスゴー)社から26万トン級のVLCC 2隻の設計図面を賃借して最初の船舶を建造したが、ほぼ50年ぶりに設計技術の輸出会社に成長した。現代重工業の関係者は、「世界1位造船会社の技術力を認められた結果」だとし、「今後も造船産業をリードする技術開発のための研究開発に対する努力を継続して傾ける」と述べた。

現代重工業はこの日、IMI・バフリと31万9000トン級VLCC 1隻の建造契約も締結した。 IMI発足以来の初受注だ。
  • 毎日経済_カン・ゲマン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-09-17 17:41:09




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア